玩具や遊びからの「卒業」を喜ぶ[day9]

この記事は約6分で読めます。

 子どもが急に新しい玩具や遊びに興味をもちだした。

 今まで遊んでいた玩具の興味が突然無くなった。

 好きだと思っていた遊びに誘っても退屈そうにしている。

 こうした急な子どもの様子の変化に困惑してしまっている方いませんか?

 実はこれ、これまでの玩具や遊びから「卒業」をして、新しい遊びへとステップアップしようとしているのかもしれません。

感染対策にもなる。おもちゃのサブスク

おもちゃのサブスク。
定期的に新しい玩具に触れる経験は、レンタルサービスならではのメリットです。
回収された玩具は、消毒を徹底し清潔な状態で次のお宅の、お子さまと出会いにいきます。コロナ禍での学びは感染対策を一つ進歩させました。

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今日のポイント

 この記事を読むことで以下のことについて理解が深まります。

  • 玩具や遊びからの「卒業」とはなにか?
  • 「飽きる」と「卒業」を区別するためのポイント

玩具や遊び方も成長とともに発展するもの

 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

 大坂なおみ選手の復帰のニュースを見て、テニス好きとしては、嬉しくなりましたね。

 報道で取り上げられてる通り、試合中に笑顔が見れたのが、復帰戦勝利とともに何より素敵な事だったなぁと思いました。

 さて、今日は玩具や遊び方からの「卒業」について解説していきます。さっそく、いってみましょー!

子ども達は大人と比べて心身の発達が目まぐるしい

 子ども達は大人と比べて心身の発達が目まぐるしいものです。

 大人の去年と今年では、見た目にはあまり変わりはないかもしれませんが、子ども達の1年は、同じ時間でも身長は伸び体重が増え、発達においても1年前とは明らかに異なります。

 赤ちゃんの頃に使っていたブロックで幼児さん(3~5歳)が遊ぶことはありませんよね。

 それでもたまになら楽しいかもしれないですが、普段の玩具が0歳の頃と同じではさすがの「遊びのプロ」達も、お手上げでしょう。

 これは、成長によって玩具や遊び方が変化したことによるものです。

 子ども達本人も、無意識にですが、その時々に必要な「発達課題」が分かっていて、それに合わせて玩具の興味は移り変わり、また遊び方もより複雑に、多人数で、ルールのあるものを好むようになります。

 そうすることで、より細かい動きが必要になったり、複雑な思考や身体の動き、自己を中心とした世界から他者と関わる世界へと移行して、更に必要な成長や発達を目指すのです。

 同じ玩具をずっと遊んでいても、その玩具で必要な動きや思考を獲得した後では、大きな成長は見込めません。

 特に子ども達の玩具は、年齢が低いほどに、遊び方がシンプルで、仕組みや作りは簡単で、獲得出来る成長も少なくなっています。

 すぐにできるようにそう作られているし、子ども達はできてしまうと次の課題となる”少し複雑な”玩具に興味がうつるようになっています。

 なので、子ども達の興味関心は大人からすれば移り変わりの激しい「飽き性」の様に見えてしまうことがあるんです。

成長による「卒業」と「飽き」を区別する

 子ども達の興味の移り変わりは、無意識的に自分に必要な課題が分かっていて、成長のために起こるものだということが分かったところで、

 大きなテーマである「飽き」との違いについて、区別できるようになりましょう。

 改めて、「飽きる」と「卒業」についてまとめてみます。

〇玩具や遊び方に飽きるとは?

  • 遊び方が分からず楽しめていない
  • 発達にあった玩具や遊び方ではない
  • 興味が浅く集中出来ていない
  • 他者との関わりがない
  • 遊びの中で「心地良さ」が感じられていない

〇玩具や遊び方からの卒業とは?

  • 今必要な課題を達成することで起こる
  • より複雑な玩具へと興味が移る
  • 幼いほどに興味の移り変わりは激しく見える
  • 遊びの中での「心地良さ」に満足したことでおこる

 少し加筆もありますが、[ある玩具や遊び方への興味関心が薄れ、他の玩具や遊び方に興味が移る] という、結果は同じでも

 「飽きる」と「卒業」では全く異なる要因によって起こるものだということが分かると思います。

 特に大きな違いとしては、玩具や遊びの本当の楽しさを味わえていないか、楽しさを味わったことで満足しているか、この違いはとても大きなものだと思います。

 子ども達が、今まで楽しんでいた玩具や遊び方に興味を無くした時には、これは遊びへの満足ができていない「飽き」なのか、一通り遊び終えた「卒業」なのかを区別しましょう。

 集中して遊ぶ姿があまり見られず、興味が移った玩具や遊び方に対してもあまり集中できないようなら、「飽き」てしまったことによる、興味の変化の可能性があります。

 その場合には、遊び方を教えてあげたり、大人が一緒に遊んだり、子どもが集中して遊べるような環境を整えてみたりしましょう。

 玩具や遊びは、本当によくできていて、本当の魅力が伝われば、子ども達はきちんと楽しむことができるようにできています。

 なんなら、「かくれんぼ」や「かごめかごめ」に代表される童遊びなどは、大人でも真剣に遊ぶととても魅力を感じられるものです。

 もちろん、玩具や遊び方に相性が無いわけではないので、どんな玩具や遊び方が好きなのかを普段からよく見守って把握しておくことも大切です。

 ぜひ子ども達が、今楽しんでいる玩具や遊び方に満足し「卒業」して、次の課題が待っている遊びへと成長するのを喜びながら傍で見守ってもらえたらと思います。

玩具や遊び方からの卒業を喜ぶ

 子ども達の興味関心をテーマに、玩具や遊び方について解説してきました。

 玩具に「飽きる」理由と対策を扱った記事を合わせると、4回連続しての解説となりました。

 これまでの記事も読み返しながら、今日の話についてもまた深く理解してもらえれば幸いです。

 子ども達の興味の移り変わりには、「飽き」でも「卒業」でも、理由があることがほとんどです。

 それを一緒くたにしてしまうと、成長による「卒業」を、「飽き性」で続かないと勘違いしてしまって、子ども達の自然な発達に目を背けてしまうリスクもあります。

 そうならない為に、普段から子ども達の成長や発達に目を向け、

 どんな玩具や遊び方が好きなのか?どんな玩具や遊び方についてもっと伝えてあげた方が良いのか?

 そうしたことに大人が関心をもって見つけていくことが大切です。

 子ども達の成長スピードは、本当に驚くほど早いので、それに合わせて玩具を買い替えたりすると、大人はビックリすることもあるかと思います。

 ですがそれは、子ども達にとって必要な、次の発達に向かって歩き出したことでもあるので、無理なく協力して貰えたらと思います。

 玩具や遊び方ひとつをとっても、子ども達の様々な成長や発達が見られるものです。玩具や遊び方からの「卒業」を喜びながら、これからも笑顔たくさんの日々を送って貰えたら嬉しいです!

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