特別な夏は熱中症にも注意しよう

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 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

 小池都知事がWithコロナの今夏を「特別な夏」と仰っていましたね。個人的には無理矢理に明るい語感を使っている様な気がするので、あまり好きな表現ではありません。w

 とはいえ、例年の夏とはちょっと違うのも事実です。今回は感染症対策、新しい生活様式の中で注意したい熱中症についてになります。

感染対策にもなる。おもちゃのサブスク

おもちゃのサブスク。
定期的に新しい玩具に触れる経験は、レンタルサービスならではのメリットです。
回収された玩具は、消毒を徹底し清潔な状態で次のお宅の、お子さまと出会いにいきます。コロナ禍での学びは感染対策を一つ進歩させました。

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熱中症>マスク の話

 新型コロナウイルスの感染拡大が起きている今、みなさんも感染症対策に余念はないかと思います。RyU先生は基本的に在宅ワークなので、買い物に出かける時や、郵便物を受け取る時など注意しています。

 さて、新型コロナウイルスも勿論怖いのですが、毎年多く犠牲者が出てしまう熱中症対策は忘れていませんか??

 熱中症は炎天下などで、体温の調節機能がうまくいかない時に熱が体内にとどまって、様々な症状を引き起こします。医師も警告する初期症状はなんと「なんとなくダルい」、「ちょっと気持ちが悪い」と感じる事なのだそうです。

 この「なんとなくダルい」、「ちょっと気持ちが悪い」って感覚は、本当に暑い日だと皆さん感じたことがあるんじゃないでしょうか?だからこそ、本当に熱中症だった場合に周りや、自分自身ですら熱中症だと気づかずに悪化してしまうケースが少なく無いのだとか・・・・・・

熱がこもるマスクは可能な時には外す

 感染拡大対策として外出時のマスクは、今や世界的にも「常識」となりました。未だにマスク不要派の方も少数見られますが、マスクは被感染を防ぐのではなく、飛沫などで他人に感染させてしまうのを防ぐものという、根本的な所を考えるとマスクなしで出歩くのはやはり違うかなと思います。

 もしも、気づかない内に自分が無症状で、他人に移していたかもしれないなんて考えると怖くてたまりません。実はRyU先生も数カ月前にPCR検査をしました。結果は陰性だったのですが、検査をするとなってから結果が出るまでの間は部屋にこもって自主隔離の日々。両親ともなるべく顔を合わせない様にしながら、部屋から出る時にはマスクをつけて家の中で過ごしました。あんな思いは誰にもして欲しくないものです。

 さて、炎天下においてマスクをつけていると、口元に熱がこもってしまったり、息苦しさを覚える時もありますね。結論からすると、外出時も人と接近する時でなければ無理にマスクをする必要はない!ということになるようです。

 なんなら、マスクによって熱中症になってしまう方が危ないので、出来る限りマスクを外せるときには外す方が良いとする意見もTVで観ました。飛沫感染のリスクがないと思う時には無理をせずにマスクを外す様にしましょう。

子どものマスク・フェイスシールドについて

 ママパパが敏感になるのは、お子さんの感染予防ですよね。子ども達は大人よりも免疫力がまだ弱かったりもするし、衛生面での自己管理もなかなか難しい物です。

 まず、フェイスシールドについては家庭では必要はないのではないかと思っています。特に小さい子に付けさせる必要性はないでしょう。

 フェイスシールドに関しては、飛沫を防ぐことに関して一定の効果はあるようですが、マスクを着用していれば十分と言えます。学校の先生などは、突発的なことや口元を見せる必要性があったり(英語の発音くらいしか浮かびませんが)でマスクを外す場面があるのかもしれません。その際には顔も見えるフェイスシールドは必要になりますね。

 マスクに関しては乳幼児の場合には、そもそも装着し続けるということが難しいこともあります。また、マスクが気になって触れた手で、目をこする、鼻を触る、指をしゃぶる、といった行動によって逆に体内にウイルスを運んでしまうことも考えられます。呼吸を遮ることにもなるので、乳幼児に関してはマスクは必要最低限で良いと考えています。

 おじいちゃん、おばあちゃんに会う日に、触れ合う時間の時だけマスクをするとか。おじいちゃん、おばあちゃんにしっかり対策をとってもらうことで良いんじゃないかな?

特に気を付けたい子どもの熱中症

 子ども達の熱中症において特に気を付けたいのが、大人と子どもの体感温度に差があること。そして、子ども達は初期症状に気付きにくい。ということがあります。

子どもの高さと大人の高さで体感温度は違う

 アスファルトの照り返しって凄く熱いですよね?黒色だから光を吸収しやすいとか、構成成分によって熱がたまりやすいとか色々な理由はあるのだと思うのですが、まあとにかく熱い。。。

 先日のニュースで見て驚いたのですが、炎天下のコンクリの非接触温度は60℃近くにもなっているのだとか。そりゃ熱いに決まってますよね・・・・・・卵白の凝固温度が40℃なので、例えでなく真夏のアスファルトなどは目玉焼きが焼けちゃいます。(そんなこと考えているだけで暑くなりますね・・・)

 そして、そのコーナーで一つの実験をして興味深い記録を出していました。それが、照り返しの熱による「子どもの頭の高さと、大人の頭の高さで体感温度が異なる」ということだったんです。

 非接触型の温度計を使い、日差しに当たっているアスファルトで子どもの頭の高さの温度と、大人の頭の高さの温度を測り比べました。結果は2℃弱の差があり、その時の子どもの体感温度は56℃、大人は54℃となっていました。

 つまり、体感の温度としても子ども達は、大人よりも暑さを感じている。ということになります。こんなことも頭に入れておくと日常でも役に立ちますね。例えばお子さんが散歩や買い物帰りに道端で「暑い、疲れた」なんて言ったり、泣いて訴えたりしても、「そうだよね、この子はもっと熱く感じているんだよね」と気持ちを落ち着かせられると思います。

 また、自分がしんどくなったり、のどが渇きそうな時にも子ども達はどうだろう?と考えることができるようになると思います。

普段と様子が違ったら危険信号

 子ども達は大人よりも暑さを感じています。大人の様に喉が渇いたから、そこの自販機でジュースを買うことはできません。ちょっと気持ち悪いな・・・と感じていてもうまく伝えることができないこともあるでしょう。

 子ども達の熱中症の症状として、多汗、けいれん、鼻血などあります。しかし、このどれもが気付いた時には、深刻な状況になりつつあるのです。お子さんを守る為にも初期症状を見逃さない様にしたいものです。

 子ども達の初期症状として普段と様子が違うことがあげられます。いつもよりも口数が少なかったり、普段はもっと活発に遊ぶのに大人しかったり、大好きな公園から帰りたがったり。ママやパパ、身近な大人だからこそ分かる普段との様子の違いに敏感になりましょう。

 もしも熱中症かもしれないと感じたら、すぐに涼しい日陰に移動しましょう。衣服を緩められる場合は緩め、太い血管の通っている部位を冷やします。そして、ゆっくりとスポーツドリンクなどで水分と塩分を補充していきます。

 少しでもオカシイナと思うことがあったり、呼びかけてもぼーっとしてしまって意識が混濁している様なら救急車を呼びます。

 熱中症の時の対応が分かりやすく書かれている記事のリンクを張っておくので、一度確認してみてください。

応急処置のポイント - 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進
もし熱中症かな?と思うようなサインがあったときは、すぐに応急処置を行い、病院などの医療機関へ連れていきましょう。

過剰な感染対策で熱中症を引き起こさない

 感染症対策が当たり前の世の中に変わり、外出時にマスクを取ることなんてもっての外。子どもにも付けさせなさい!なんて暴論が聞こえる時もあるかもしれませんが、過剰な対策をする必要はありません。

 十分な効果のある対策をして外出を楽しみましょう。その中で、この暑い特別な夏においては熱中症などにも十分に気を付けたいものです。

 水分は小まめに摂取しましょう。塩分もトローチやドリンクで補充したいです。ただし、乳幼児の場合にはスポーツドリンクを摂りすぎると塩分や糖分過多になってしまうこともあるので、薬局などでおすすめのドリンクを聞いてみると良いかと思います。

 マスクも外せるときには外して、時には外で思い切り伸びをしながら深呼吸を楽しんでいいんです。息苦しいのはマスクだけにして、何だか息苦しい世の中の雰囲気も速く晴れて欲しいなと願うばかりです。

 熱中症にも感染症にも十分に気を付けながら、明日からも元気に過ごしましょうね!

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