[テーマ:遊び・玩具]おもちゃは子どもの「今」と「未来」の発達で選ぶ[毎日子育てday4]

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 今年もお世話になりました!いよいよ、明日からは新しい年が始まりますね。初詣に行く方は感染予防と防寒をしっかりして出かけてくださいね。

 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

 今回は、おもちゃをテーマにしてお話をしようと思います。

 玩具は古今東西に無数の種類があって、買う時に悩んだり、せっかく買ったのになかなか子どもが遊んでくれなくてガッカリしてしまったりすることもあるかもしれませんね。

 そこで、今回はそもそも玩具とは、子育てにおいてどんな存在なのか?

 そんな、根本的な話をしていきます。

 玩具がどんな物かが分かると、玩具選びの助けになりますし、玩具がただの遊び道具ではなく、子どもの発達を促し、子育ての強い味方であることが分かると思います。

 では、さっそくいってみましょー!

玩具は現在と未来の発達にアプローチしている

 どこか壮大な見出しになってしまいましたが、僕個人的にはこれだけ言っても、玩具を説明する為には過言ではないと思っています。

 保育士という、子どもと関わる専門家からしても、玩具というのはそれくらい魅力的で、子どもたちの成長や発達において本当に心強い味方なんです。

玩具の対象年齢って幅が広すぎない?

 玩具を購入する時に、パッケージを見てもらうと「対象年齢」が表記されていることが多いです。おもちゃによっては書かれていないものもあります。

 おそらく皆さんも、意識的に確認したことがなかったとしても、何度かは目にしたことがあることかと思います。

 対象年齢が書かれていたり、お店のポップなどで「○○歳児さん向け」などと書いておいてもらえると、玩具を選ぶ際にとても参考になりますよね。

 ですが、そうした「対象年齢」などを見た時に、こう感じたことはありませんか?

 「0歳~3歳だったり、2歳~5歳だったり、対象年齢に幅があり過ぎて結局どれを買っていいのか分からない!」

 「0歳も対象年齢に入っているけど、難しすぎない?」

 「5歳も対象年齢だけど、これじゃあ簡単すぎてすぐに飽きちゃいそうで不安……」

 こんなこと思ったことがあるんじゃないでしょうか?

〇対象年齢の読み方・受け取り方

 こうした、消費者からすると少し困惑するような表記になりがちなのか、個人的な見解も含めて解説します。

 まずは大前提として、発達や成長というのは個人差がものすごく大きいという点が1つ。

 そして、玩具は現在の姿だけでなく、未来の姿を見据えて買うものであるという点が1つです。

 それぞれ、もう少し詳しく解説しますね。

1.発達や成長は個人差がある

 どの育児書にも必ず書いてあり、保育士や医者や助産師などの専門家が相談を受けた際に必ず説明することに「子どもの発達の個人差」があります。

 個人差は、子育ての中では切り離して考えることができないくらいの大切な考えです。

 例えば、寝返りは平均すると生後3ヶ月から6ヶ月くらいでできるようになることが多く、日本人の赤ちゃんの平均的な月齢は寝返りでは約3ヶ月~6ヶ月頃と書かれていたりします。

 実際には、生後3ヶ月でできるようになる子もいれば、3カ月目前でできるようになる子もいるし、生後6ヶ月頃でできるようになる子、もう少し後になってできるようになる子もいます。

 生後6ヶ月と3ヶ月では、赤ちゃんにとっては人生の半分くらいの差があるので、すごく大きな差に見えてしまいがちですが、これは個人差の範囲内で問題がありません。

 「寝返りが出来た月齢」だけを見ると、そうした時期的な差があった。というだけの事実なんですね。

 なので、寝返りがゆっくりだった子の方が歩き出す時期が早かった、なんてことも起きたりしても不思議な事ではなかったりします。

 その子のペースで出来れば他の子と比べたり競争する必要はありません。

 玩具に関しても同じ様なことが言えるので、ブロック1つでも大きいものなら0歳からでも安全に遊べますし、何かを作ろうと思えば同じ玩具でも1、2歳になっても楽しく遊べます。

 ブロックのケースでは、専門用語で感覚遊び(ブロックの感触を楽しんだりすること)や物を掴むことを楽しめるのが0歳さんで、ブロックを重ねたり、並べたり、簡単な創作を楽しむのが1,2歳さん、

 そして、もう少し複雑だったり、パーツの小さいものを使っても楽しめるけれど、大きいブロックでも創作を楽しめるのが3歳さんだとすると、このブロックの対象年齢が「0~3歳」となり、記載としては大きな開きが出ることになります。

 逆に、将棋などの対象年齢が低く書かれていることが稀にありますが、あれは何も製作者が未来の名人を産もうと早くから将棋をさして欲しいわけではなく、(もちろんそういった狙いも含まれているとは思いますが)

将棋のルールを知って遊べる年齢は4.5歳くらいから、「山崩し」などの駒を使ってより簡単なゲームができるのが2歳くらいから、など「どのように遊んで欲しいか」という部分を見て、対象年齢を決定していることあるからなんですね。

2.玩具は現在と未来の姿を見据えている

 先程の説明が、どちらかと言えば玩具の造り手目線から見る対象年齢の表記だとしたら、重複する部分がありますが、次は玩具を買う消費者目線から見る対象年齢になります。

 玩具は、子どもたちの成長に合わせて買うことが多いと思います。それこそ、将棋セットを0歳児さんに買うことが少ないのは、将棋を楽しめる年齢ではない、将棋のコマは誤飲の危険がある。

 つまり、自分の赤ちゃんは「まだ将棋を遊ぶ対象ではない」と無意識ながらに、消費者であるみなさんが判断をしているからですよね。

 また、赤ちゃんの頃に使っていたブロックではもう集中して遊べなくなってきたから、もう少し小さいブロックだったり、複雑な形をしたブロックに買い替える。なんていうのも、消費者であるみなさんが我が子の成長や、遊びの様子から玩具の適正を判断したからと言えます。

〇玩具の上手な選び方

 つまるところ、基本的には自分の子どもが喜ぶ玩具を買いたいということになります。

 なので、赤ちゃんの玩具選びなら、「どのくらいの物を掴めるか?」、「物を投げられるか?」、「型はめができるか?」、「音の鳴るものが好きか?」など、現在の姿から玩具を選びますよね。

 これは、玩具の選び方の正解の1つです。

 そして、玩具の選び方にはもう一つあって、なかなか実践できないけれど、子ども達の成長をより促すことができる「未来の姿を見据えて玩具を選ぶ」というものです。

 どういうことかと言うと、子どもに少し先の未来で獲得して欲しい発達、それを自然と促すような玩具を選ぶということです。

 文章だとちょっと難しそうに感じてしまいますね。

 ですが、専門知識もそれほど必要なく、みなさんが育児書を読んだり、先輩ママの話を聞いたり、身近にいる専門家の話を聞いて得られる「知識」や「情報」があれば誰でもできます。

 未来を見据えた玩具選びでは、2つのコツがあって、1つは今回の大きなテーマでもある「対象年齢」を参考に、対象年齢の大きい年齢のものを買ってみるというものです。

 例えば、3歳のお子さんがいたら、「対象年齢」を確認して「3歳~5歳」のように、3歳から楽しむことができますよと書いてあるものを選びます。

 2歳のお子さんなら、「0~2歳」よりも「1歳~3歳」だったり「2歳~」の玩具を選ぶといったかたちです。

 そして、もう1つの選ぶコツが、子ども1人だけでは楽しく遊べないかもしれないけれど、大人と一緒なら楽しむことができるものを選ぶ。というものです。

 これは、子どもの発達を考える上で大切な「発達の最近接領域」という考え方にそった選び方になります。

 大人の少しの手助けで楽しめるということは、少し先の未来で子ども達はその遊びに必要な発達が見えてきている。という風に捉えることができます。

 なじみ深い例としては、自転車の補助輪を外す時に、大人に押してもらってから進む練習をしますが、あれは大人の手助けでできたものが、練習と慣れとで大人の手を離れてもできるようになるという、未来を見据えた関わり方の代表例になります。

 玩具や遊びも同じ考えができて、大人がやり方を教えて、大人と実際に遊びながら、子どもたちは学習して、自分でも挑戦してみるようになり、いつか自分だけでも楽しめるようになります。

 ただし、あまりに難しいものに挑戦してしまうと途中で投げ出したり、そもそも興味を持ってくれなかったり、やってみてもすぐに興味が無くなったりすることもあるので、加減は難しいかもしれません。

 ですが、「大人と一緒なら楽しめる」これがスタートラインだと考えて貰えたら、大きな失敗はしないかなと思います。

「現在」と「未来」に合った玩具を両方とも用意すると良い

 玩具というものの魅力について、そして対象年齢の見方や、玩具の上手な選び方を紹介しました。

 玩具はただの子どもの遊び道具ではなく、子どもたち発達に適した遊びができたり少し先の未来で子ども達が獲得出来る発達を見据えて造られていたりするものです。

 上手に選ぶことで、子ども達が集中して遊ぶことができますし、発達を自然に促す助けとなります。

 玩具は「現在の発達に合ったもの」と「未来の発達を見据えたもの」どちらも用意してあげることで、とても強いパワーを発揮してくれます。

 現在に合った物は集中しやすく楽しみやすいので、何気ない普段使いの玩具として優秀です。

 未来を見据えた玩具は、休日に家族で遊ぶ時などに、少しチャレンジしてみると、家族のコミュニケーションを深めつつ、楽しみながら子ども達の発達を少し促す経験ができます。

 どちらかだけでは、少し偏りがありますし、ちょっと心もとないので、子ども達が気楽に楽しめる玩具を普段使って、休みの日などにたまに大人と一緒に楽しむ玩具を出す。

 こんな具合の玩具の使い方ができると、玩具の選び方として良いのではないかなと思います。

 では、年末の大掃除もあることかと思いますし、お出かけされる方もいると思うので今日はここまでにしましょう。

 今年もお世話になりました。来年がみなさまにとって幸福な年になることを願っています。

 それでは、今日も元気にいってらっしゃーい!

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