[テーマ:成長・発達①]『人見知り期』って必要なことなの?[毎日子育て小話day1]

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 はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

 今回は生後半年頃から始まる「人見知り期」について話していきます。

  • 人見知り期がなぜあるのか?
  • 人見知りする子どもにどのように対処すれば良いか?
  • 人見知りする子どもとどう関係を持てば良いのか?

 この3つのポイントに焦点を当てて、全3回に分けてできるだけ分かりやすく解説していきますので、良ければ最後までご覧下さい。

では、さっそくいってみましょー!

人見知り期について正しく知る

「人見知り期」って必要なの?

「赤ちゃんの人見知り」と聞くと、どこかネガティブな印象で、なんだか分からないけれど手がかかる時期なんだろうな、と感じる人もいるかもしれませんね。

 実際に手がかかるかかからないかでいうと、もちろん人見知りをしてしまう場面は少ない方が手間はかかりません。

ですが、本当に赤ちゃんの人見知りはただ手のかかる、ネガティブな現象なのでしょうか?

〇人見知り=大好きな家族と他人とを見分ける力

 専門的な言葉をできるだけ使わずに、おおまかに人見知りを説明します。

 人見知りとは、

 赤ちゃんが周りの大人(大好きなママやパパ、一緒に暮らす家族など)と、関わりの無い大人とを見分けること

 になります。見分けることができるようになったので、周りの大人に安心感を抱いて、関わりの少ない人に対して警戒心を抱くのです。

 生後間もない赤ちゃんは、人の顔を認識することは可能ですが、それが家族なのか、そうでないのか、自分にとって”安全な人物”なのか、危険な人物なのかを区別することができないのだそうです。

 一説にはママの顔だけは特別に認識できる、なんて話も聞いたことはありますが、基本的には「これは人間の顔だ!」とは分かっても、「○○の顔だ!」とまでは分かっていない。ということですね。

 人見知りの起きる生後半年より前は、「誰にでも笑顔を振りまいていて社交的と思ってたのに、こんなに人見知りが激しいなんて!!」と、困惑してしまう人もいるかと思います。

 これも幼い赤ちゃんだけが持っている「人だと認識したら笑顔を作る」という能力があるからだったりします。

 赤ちゃんは本当に賢いので、自分が”生物として弱い存在”だと言うことを本能的に理解しているのです。

 なので、周りの大人にお世話してもらう為の手段の1つとして笑顔を作ったり、泣いたりすることによっても、自分をお世話してもらう為の手段の1つなのです。

〇人見知りすることで危険な人を遠ざけようとしている

 生後半年頃に近づくと、手段としての笑顔から、安心できる人に見せる笑顔が見え始めます。

 特にママに対して多く笑顔を見せることが多いです。

 赤ちゃんの中で、安心できる人を区別できるようになったからですね。

 それと同時に、あまり普段会わない人を見ると、笑顔が見られなかったり、どこか警戒しているようにじっと見つめたりすることがでてきます。

 そして「人見知り期」になると、”安心できない人”を拒んで、安心できる人に”助けて!”と伝える為に激しく泣く姿が見られるようになります。

人見知り期はやっぱり必要なこと!

 少し簡単に人見知りについて解説してみました。

 なので、「人見知り期は必要なのかどうか?」に対する結論を書きたいと思います。

 赤ちゃんの人見知り期というのは、赤ちゃんが成長する上で必要な反応で、発達上とても重要な意味を持った必要不可欠なものです。

 また、個人差で程度の差はあれ必ず発達の過程で経験していくものなので、家の子だけ人見知りをしてるんじゃないか?と不安になる必要は無いことも付け加えておきたいと思います。

 しかし、そんな大切な時期なのに、なんだかネガティブな印象を抱いてしまうのはなぜなのでしょうか?大人の「人見知り」と比較しながら、少しそのことについても考えてみましょう。

赤ちゃんの「人見知り期」と大人の人見知りの違いは?

 端的に言うと、赤ちゃんの人見知り期は「発達上で見られる正常な反応」で、大人の人見知りが意味する「個性」や「特徴」になります。

 つまり、使っている言葉は一緒なのですが、全く違う性質の話になるので、ここを一緒のつもりで話してしまうとトークテーマのかみ合っていない会話になってしまいます。

 人見知り期の具体的な対処法についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

ここまでの解説で、赤ちゃんの「人見知り期」というのは発達上で必要なことで、とても重要な意味を持っている時期。ということは分かりました。

 大人の人見知りはそうではありませんよね?

 それなのに、大人が使う「人見知り」と混同してしまうことが多いのは、その性質について知らないことが大きな理由の1つではないかと考えています。

大人の「人見知り」とは?

 大人が「人見知り」を使うシチュエーションを考えてみましょう。

 例えば、「自己紹介」であったり、SNSの「プロフィール欄」でもよく目にしますし、ママ同士やパパ同士で子どもの話をしている時に「うちの子は人見知りで」なんてこともあるかもしれません。

 そうした時に、恐らく多くの人が「人見知り」を、欠点短所直したいところ、として使っているものと思います。

 つまり、大人が使う人見知りには、少しネガティブな個性という気持ちがあって、相手に対して「コミュニケーションの際に配慮してくれると嬉しいです」という文脈が隠れているケースが多い。ということではないかと思います。

 また、「人見知りを克服する」ことをテーマとした書籍や、テレビや動画も古今東西で溢れ返っています。

 その為に人見知りとは克服しなければならないもので、克服できていないことはどこか恥ずかしいこと。と刷り込まれてしまっている部分もあるのではないでしょうか?

 こうした理由から、人見知りはネガティブな特徴である。と考えてしまう人が多いのではないかと思います。

 そして、そんな特徴としての「人見知り」と、赤ちゃんの「人見知り期」を区別することができずに考えてしまうのではないでしょうか。

赤ちゃんの人見知り期は「特徴」ではなく「発達上の必要な反応」

 大人の「人見知り」というのは、自分や近しい人の特徴を表す個性の1つであり、赤ちゃんの人見知り期の様に誰もが必ず経験するものでもないし、そもそもの性質が異なるものだということが分かりましたね。

 また、人見知りが良くなる過程も異なります。

 赤ちゃんの人見知りは、時期と発達と共に自然と治まっていくものです。

 それに対して、大人の場合には自然に治ることは少ないけれど、努力や経験、成功体験などから緩和しようとすることもできたり、うまく折り合いをつけながら生活していくもの。という部分も異なります。

 やはり、こうして改めて比べてみても赤ちゃんの人見知り期と、大人の人見知りでは違う性質であることが分かりますね。

 赤ちゃんの人見知り期は、安心できる人と他人とを区別できるようになったことで起こる反応の1つで、発達に置いてとても重要な意味を持っています。

その特徴として、時期が過ぎれば自然となくなったり、すごく緩和していったりします。

人見知り期に入ると、それまでの生後間もない頃のコロコロと誰にでも笑う姿から、突然に、知らない人や関わりの少ない人を拒絶して激しく泣く姿になるので、驚いたり戸惑うことがあるかもしれません。

ですが、それは赤ちゃんが成長した証であり、今まさに成長している証でもあります。

 人見知り期が来ると、確かに対人関係でママパパの心労や、手間だったりが増えるかもしれません。ですが、それが成長の証であることをしっかりと理解して、人見知り期の到来を喜んでもらえたら素敵な事だなと思います。

 生活の中で困ることや、赤ちゃんを預けて仕事をしたり出かけたりする時に心苦しくなることもあるかもしれませんが、

 時には、先輩ママに話をしたり、僕たち専門家に相談したり、誰かに見てもらったり、サービスを利用してみたりしながら、人見知り期と向き合って見てほしいと思います。

 次回は、人見知り期の子どもへの具体的な対処法についてお話しようと思います。

では、今日も元気にいってらっしゃーい!

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