はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。
歌が上手すぎると話題になった、村方ののかちゃんの新アルバムが発売されたみたいですね。
僕は音楽指導については素人同然ですが、ののかちゃんの才能は勿論ですが、それ以上に”歌が好き”というのが伝わってきて、子育ての専門家として安心感を覚えたりします。
このまま大歌手になる姿を見たい気持ちもありますが、それ以上にやっぱりいつまでも歌を歌うことが大好きなののかちゃんでいて欲しいなと思います。
さて、今回は「子育てと心」をテーマに、心の緊張を解すストレッチを紹介しようと思います。
身体を動かすストレッチも、緊張の緩和に効果が期待出来ますが、今回は心のストレッチなので、子育てと向き合う姿勢、それを解していけたらと思います。
では、さっそくいってみましょー!
子育てで強ばった心のストレッチ
多くのメディアでママやパパを対象に「子育ての悩みに関するアンケート」が行われていて、どの結果を見ても上位に入る悩みはみなさんが共通たものだったりします。
このブログでも度々あつかっている「イヤイヤ期」や、「子どもとの関わり方」、「夜泣き」や「ワンオペ育児」も上位にありますし、
今のところブログでは触れていない「反抗期」や「きょうだい喧嘩」なんていうのも上位に入っているようです。
こうした悩みが出るということは、僕は『ママやパパが真剣に、育児と、そしてお子さんと向き合っているからこそ』だと考えています。
なので「悩みはみんな一緒です!気にしないで良し!」では、あまりにも乱暴な結論ですね。
なぜなら、同じ悩みを共有していても、環境も違ければ、状況も異なり、何よりもあなたという存在はあなただけで、お子さんもまたたった1人の存在だからです。
じゃあ、専門家としてどんな支援ができるだろうと考える訳ですが、やはり僕は心(メンタル)へのアプローチが現在の子育て環境には必要で、効果的ではないかと考えています。
前置きが長くなりましたが、みなさんの日々の子育てで強ばってしまった心を解すためのストレッチをしていきましょう。
心を解きほぐすストレッチ
心が強ばる原因はいくつか考えられて、育児や生活への不安や不満、日々尽きることの無い疑問や悩み、「自分だけが育児が苦手」なのではないかという心のモヤ、
そして未来への見通しがたたないことが大きな要因になっているのではないかと考えています。
心の強ばりは、命を守り育む「育児」の中では必要なものです。
ですが、それも過ぎてしまえばあなたをただ苦しめるだけの悪いストレスになってしまいます。
適度なストレス、適度な緊張感を保ちつつ、日々の辛さを少し和らげられるようにしていきましょう。
心を解きほぐす3つのストレッチ
では、具体的にストレッチ法を解説していきます。
僕がオススメしたい心のストレッチは以下の3つです。
- ネットで子育ての失敗談を見る
- ママ友パパ友と失敗談を笑い合う
- 悩みや不安をノートに書き出す
これ以外にも、心を解きほぐす方法はあると思いますし、合う合わないという部分もあると思います。
少しずつ自分に合うものを見つけていきましょう。
ボクがこの3つのストレッチをオススメする理由は、誰でもできて、時間・お金をかけず、労力もそこまで必要としないからです。
では、それぞれの解説と、注意事項を説明していきます。
1.ネットで子育ての失敗談を調べる
1つ目は、ネットなどで子育ての失敗談を調べることです。
笑えるものから、ちょっと驚いてしまうようなエピソードまで、子育ての中での失敗談は世の中に溢れています。
少し調べてみるだけでも、「これ、この前やっちゃったなぁ」と共感するエピソードが見つかったり、「え!こんな失敗もあるの?」と驚くエピソードまであったりします。
子育てというのは、得手不得手に関わらず、どうしても視野が狭くなるものです。
そこに加えて、日本の文化や生活環境は、より育児を孤立させやすくなっている面があって、他人の悩みや失敗が見えにくくなっていたりします。
そうなると、育児の中での不安や疑問は「自分だけが悩んでいるんじゃないか?」と怖くなったり、
育児の中のちょっとした失敗でも「自分は育児ができないんだ」と、自分や自分の育児を否定してしまうことに繋がりやすくなります。
近年は、SNSの発展によって、”他人の良い部分だけが切り抜かれて”見えてくるというのも、心の衛生面では大きなデメリットになっているなと感じます。
ですが、『育児の悩みに関するアンケート』でも結果が出ている様に、育児の悩みはママパパが共通して悩んでいることがほとんどで、
実はどんなママパパでも、日々の育児の中で小さな失敗や、他人が聞いたら驚くような大きな失敗もしているのが紛れもない事実だったりします。
ネットでは匿名性が高いからこそ、普段なら言えない育児の失敗談を話しやすい面があります。
誰かに見られても責められることが無いですし、なんなら共感も集められるので、SNSやまとめサイトなど賑わっているものです。
皆も同じ悩みを抱えている、皆も同じような失敗をしながら、日々育児をしている。これが分かるだけでも心の緊張をほぐすことができます。
注意点
失敗談を見る時の注意点としては、ネット全般に言えますが「話半分に聞く」ということと、「失敗談を集めることが目的にならないようにする」ということです。
ネットの情報は、匿名性が高いからこそ気軽に投稿できるメリットと、
匿名性が高いからこそ嘘や間違った情報、誰かをおとしめる為の情報があるデメリットが共存しています。
また、失敗談を探して見つけると、ある種の達成感もあったりするので、間違ったハマり方をしてしまうとココロのストレッチではなく、「失敗談を集めることが目的」になってしまったりします。
どちらにも言えるのは「あー、こんな話もあるのね」と思えるくらいで、ちょうど良い距離感だということです。
2.ママ友パパ友と失敗談を笑い合う
ママ友やパパ友と集まった時に、失敗談を共有することができていますか?
もしかして、見栄をはって育児の成功談ばかりを語ったり、ただ愚痴を言い合って解散してしまったりしていませんか?
もちろん、そういった成功談を共有したり、日々の生活や育児の中で溜まってしまったモヤモヤを吐き出す時間も必要なものです。
ですが、「心のストレッチ」という面ではちょっと勿体ないかなと思います。
せっかく時間を作っているんですから、お互いに心のストレッチをして、日々の育児のストレスを少しづつでも緩和できるようにしましょう。
きっと、これまでママ友やパパ友と失敗談を共有したことが無い方は、ちょっとハードルが高いと感じるかもしれません。
やっぱり失敗談を話すのって勇気が要りますからね。
でも、そこで勇気を振り絞るだけの価値はあるかなと思います。
きっと、集まっているママ友やパパ友だって、失敗を共有したり、不安や悩みに共感して欲しいと思っているはずです。
もし、どんなエピソードなら引かれたり、バカにされたり(こんなことするのは友だちと言えませんが)しないか不安なら、ケガに繋がったり、体調を悪化させたりに繋がらないエピソードを選ぶのが良いかなと思います。
例えば、「オムツ交換で間に合わなくて、オシッコをかけられてしまった」とか、「新しい服を買ったら、直ぐに成長して着られなくなった」とかですかね。
そうしたエピソードが会話の場に出ると、同じ経験がある人は共感したり、自分の時のエピソードを話してくれます。
また、「この位のエピソードが大丈夫なら、あれも大丈夫かな?」と、ちょっと強めのエピソードも出やすくなるものです。
すると、「あ、これも一緒だ!」、「あーそんな経験もしたした!」と、
自分だけが失敗をしていたと思っていたことが、皆が失敗していたり、悩んだりしていたことだと分かります。
ネットの失敗談だけだと、やはり現実味のようなものは薄いので、あくまでもネットの情報って感じがしますが、
人となりを知っていて、お子さんの姿まで知っているママ友パパ友のエピソードは真実味がありますよね。
ぜひ、自分の為だけでなく、一緒に頑張っているママ友パパ友の為にも、笑える失敗談を共有できるようにしましょう。
注意点
失敗談を共有する時の注意点は、自己否定をしないことと、話を無理強いしないことです。
例えば、「オムツが間に合わなくてオシッコかけられちゃって~」と話すと、笑えるし、共感を表に出しやすいですが、
この後に「ね、私って育児に向いてないのよ」と続いたらどうですか?
これだと、エピソードに共感していても、同じような失敗の経験があっても、「私も!」とは言いにくいですよね?だって、共有したらその人まで「育児が苦手」だと言っているように聞こえてしまうからです。
なので、例え自分で悩んだり、実際に思ったりしていても自己否定をしてはいけません。
あくまでもエピソードを共有する、ということを意識しましょう。
また、自分から勇気を持って話したから、皆エピソードを語りなさい。と無理強いするのも違います。
失敗談を話すというのは誰にとってもハードルが高いことですし、人によってその程度も異なります。
笑って何でも話せる人もいれば、共感して頷くだけでも精一杯な人もいます。
みんながみんなのタイミングで話せるような雰囲気作りをしていくことも大切なことですよ。
3.悩みや不安をノートに書き出す
これは「認知行動心理学」という分野でも効果があるとされている方法で、
自分の悩みや不安をノートなどに書き出すことで、リラックス効果や頭を整理する効果が期待できます。
人は頭の中でだけで考えると合理的な判断がしにくいものです。
また、育児のような「決まった答え」が少ないことや、自己否定のようなことを頭で考えてしまうと、
脳は答えを出すまで頑張ろうとしてしまい、答えのない迷路を延々と回り続けるように、疲れきってしまいます。
ですが、ノートに書いたり、パソコンやスマホで文字として出力することで、脳は冷静に働くことができるので合理的な判断ができるようになります。
コツとしては、とにかく不安や疑問に思うことは、どんなに小さいことでも些細なものでも書き出してみる。ということです。
書き出してみると、「これなら調べたら解決しそう」と思えるものが見つかったり、「こんな偏った考え方していたのか」と冷静に悩みに向き合うことができるようになります。
そうして、冷静に向き合うことで、靄のかかった疑問も、視界が晴れて解決法が見えてくるものです。
冷静な頭で考えても解決できないことが残った場合には、専門家を頼ったり、一旦それを置いておくことで時間が経ってから解決が見つかったり、気持ちの折り合いがつくこともあります。
注意点
特に注意点があるわけではないのですが、書き出す時に「これは取るに足らないことだ」なんて自分で判断しないことと、誰かに見られるのが嫌ならしっかり管理すること。でしょうか。
特に自分で「書き出すことを選別」してしまうと、効果が薄れてしまうので、初めのうちこそ何でもとにかく書き出すようにしてみましょう。
身体も心もストレッチを続けることが肝心
今回は、子育てをしていく中で、緊張や不安や悩みなどで、強ばってしまっている心を解すためのストレッチ法を3つ解説してきました。
身体のストレッチと同じで、心のストレッチも継続的に行うことが大切になります。
とはいえ、今回紹介したものを毎日行っても効果は薄いですし、手段が目的になってしまうリスクがありますので、
少し不安になった時や、それこそ小さな失敗をしてしまった時などに思い出して実践してみて貰えたらと思います。
子育ては視野が狭くなるもので、しんどい時には冷静な判断はできなけなるもの。
このことは、どんな人にも共通する脳の特性です。
決してあなただけが劣っているわけでもなければ、子育てが不得意と証明するものでもありません。
そこは忘れずにいてもらえると、日々の苦しさも少し和らぐのではないかと思います。
明日は、子育てとお金(テーマ名は決まってません)に関して、『費用対効果』について書く予定です。
では、今日も元気にいってらっしゃーい!
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