[テーマ:学習指導]テストの赤点は情報の宝庫!赤点の読み取り方[day25]

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はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

実は僕、小学校の算数のテストで7点(100点満点)を取ったことがあります。

その理由が、問題文を確認しないで、複数回答の設問で1つしか答えを書かなかったから。なんですね。

テストなのに3分とかからないで問題を解き終えてしまったので、違和感みたいなのは覚えていたと思うのですが、

回答は全て正解だったのですが、複数回答の分でごっそり減点されての赤点でした。

「赤点」、「100点満点中で7点」という部分だけ見てしまうと、もう何もかも手遅れな印象を受けるかもしれません。

でも、何が理由で赤点になっているのかを読み取ることはできるんですね。

今回はそんな、テストの点数の上手な読み取り方について解説します。

では、さっそくいってみましょー!

答案は「学習」に大切な情報の宝庫

学校のテストはよく出来ていて、その学期で習得するべき知識や考え方を理解できているか?という確認は勿論のこと。

習った知識を活用する応用力が備わったか?どんな問題傾向だと正答率が変わるのか?など、沢山の学習に関わる進捗状況を見ることができるようになっています。

なので、テストというのは教師や塾講師などの専門家にとっては、学生の学習の習熟度合や、なにが理由で不正解になりやすいのか、など、次からの学習指導に役立つ沢山の情報が読み取れるものになっています。

よく親は「テストを見せなさい」と言いますが、テストの点数だけを見て感想を言って終わってしまう人も少なくないです。

これは、ちょっと勿体ないです。

なぜなら、専門家でなくても、テストの答案から読み取れる情報は沢山あるからなんです。

テストの答案から読み取れること

  1. 範囲内のどの分野が得意か不得意か
  2. 問題形式は何が得意か不得意か
  3. しやすいミスの傾向
  4. テストの時間配分が適しているか

など。

専門的な知識がなくても、誇れる学歴ではないという人も、テストを見ることで少なくともこうしたことが分かります。

これらは、子どもの学習状況や理解度を測る指標としてとても重要です。

それぞれ説明を加えます。

1.範囲内のどの分野が得意か不得意か

テストは決められた範囲の中から出題されますよね。

基本的には、設問も習った範囲のセクションで分かれていたりします。

算数なら、①足し算、②引き算、③……のような感じですね。

なので、答案を確認した時にどの設問で正解が少ないかを見れば、子どもがどのセクションの習熟度が低いのかが分かるということです。

2.問題形式は何が得意で何が苦手か

テストでは、知識を問う問題(暗記系)、計算の正確さを問う問題(計算系)、文章から意図を読み解く問題(文章問題)など、問題形式が異なります。

同じ知識を用いても、問題形式によって得意不得意が出てくることがあります。

暗記が苦手なのか?

計算でミスをしてしまうのか?公式の理解が足りないのか?

文章問題の意図が伝わっていないのか?

どの問題形式が苦手なのかによっても、それからの学習の仕方が変わってきますよね。

3.しやすいミスの傾向

テスト1回では見えませんが、各教科のテストを通して見たり、学期毎のテストをしっかり見ていくと子どものしやすいミスの傾向が分かってきます。

例えば次のようなことです。

  • 理解はできていても、計算ミスや漢字の間違いなどのケアレスミスが多い。
  • 『~を使って答えなさい』という、答えの形が指定されている問題を読み飛ばしている。
  • 字を乱暴に書いてしまって答えが読めなかったり、文章で回答する時に自分でも途中で何を書いていたのか分からなくなっている。
  • 文章問題の文章をちゃんと読んでいない。

などなど。

こうした傾向が分かると、子どものテストの前に確認をするだけでも気をつけることができるようになります。

ですが、ただ点数だけを見ていても見えてこないことでもあります。

4.テストの時間配分が適しているか

テストの時間配分も答案を見ることで見えてくるものがあります。

分かりやすいのは、時間が足りなくて後半の問題に手がつけられていないケースです。

全部に回答できている場合でも、後半にかけてミスが多くなったり、字が走り書きのようになっているなら時間配分が適していない可能性があります。

また、子どもの集中力が切れてしまっていることも考えられます。

こうした場合には、時間の目安を決めて、分からない問題は飛ばして全部の問題に取り組む練習も効果があります。

そうして、全ての問題にまずは手をつけてから、分からなかった問題や自信の無い問題に取り組むことができると良いのではないかと思います。

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テストを読み解くと家庭学習の改善が見えてくる

テストの答案には、子どもの学習の習熟度だけでなく、たくさんの情報が入っていることがわかって貰えたかと思います。

教育は、家庭と教育機関との連携によって育まれるものです。

日中は学校で教師に教わり、塾に通う子は講師に教わり、家はただ宿題をする箱。こうなってしまっては、教育は理想的な伸び方にはなりません。

教師や講師だから教えられること、家庭学習だからこそじっくりと取り組めることは、それぞれに利点があるわけです。

その助けとなるのが、教育機関が定期的に行ってくれているテストです。

子どもの点数は確かに気になってしまいますが、点数はあくまでも点数に過ぎません。

大事なのは、教わった知識や技術というものが身についているのか?身についていないのか?ということを判断できるということです。

子どもが苦手な分野が見えれば、家庭学習の中で何を復習したら良いのかが見えてきます。

子どもが理解出来ていない部分は放置すればするほど、取り戻すのが難しくなりますし、

習ったことが分からないから次に教わることが尚更分からない、という連載になって、ついには勉強嫌いや、勉強が苦手と感じてしまうことになりかねません。

家庭は、理解が足りていない部分に、その子のペースでじっくりと取り組める、とてもメリットのある学習環境と言えるのです。

また、ミスの傾向が分かれば、そのミスをしない為の方法を考えることができますし、ミスによる減点がなくなれば結果的に点数も上がるかも知れません。

子どもの頃に勉強が得意だった人も不得意だった人も、苦手意識がある人も、子どもの学習に深みを増すためにぜひ、テストがもつ沢山の情報を家庭学習に生かしてみてくださいね。

では、今日も元気に行ってらっしゃーい!

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