このところ急に子どもが今までの玩具を使わなくなった
あんなに楽しんでいた遊びも退屈そうにしている・・・
他の玩具や遊びに急に興味を持ち始めた
こんな経験をしたり、実際に最近子どものこんな様子が見られるようになって、疑問に思っていた。なんて人はいませんか?
これ、子どもが「飽きてしまった」のではなくて、これまでの玩具や遊びから「卒業」をしたのかもしれませんよ。
今日のポイント
この記事を読めば以下のことについて理解が深まります。
- 玩具や遊びからの「卒業」とはなにか?
- 「飽きる」と「卒業」を区別するためのポイント
玩具や遊びからの「卒業」とは?
はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。
昨日のピザ美味しかった(´﹃`)
クリスピー生地も良かったですが、次はパンピザみたいな柔らかい生地もやってみたいなと思いました。
さて、今日はテーマに迷ったのですが、前回、前々回で解説した「子どもが飽きる」ことに関連した記事となります。
子ども達が飽きてしまう、これまでの玩具や遊び方をしなくなる。のには、いわゆるイメージされている飽きてしまった場合と、成長や発達したことによる「卒業」とがあります。
今回は、この2つの違いについて詳しく解説していこうと思います。
「飽きる」とは違う玩具や遊び方からの「卒業」とは?
子どもがこれまで楽しんでいた玩具や遊び方から興味が離れ、その玩具や遊びをしなくなる。結果は同じ「飽きる」と「卒業」ですが、この2つは明確に異なるものです。
飽きてしまうことには明確な原因があることが多く、時には子どもの性格やその時の興味関心、相性などにも左右されます。
卒業は、成長や発達によってのみ起こるもので、個人差も大きく、やはり性格や相性も関わってきます。
一読してもあまり違いが分からないかもしれないので、まずは、その違いについて詳しく解説していきます。
「飽きる」と「卒業」の違い
まずは、「飽きる」という現象について考えてみましょう。
きっと、ほとんどの方が「飽きる」ことにはネガティブな印象をもっているのではないでしょうか?
子育ては化学のように公式のあるものではないので、こうした「良さそう」、「良くなさそう」という印象や、感覚は大切です。
もちろん感覚だけで子育てをしても、苦しいことがあったりします。
また発達や成長が身体に起こる変化である以上は、発達によくない、成長をさまたげる不適切な関わり方というものが、少しずつですが確かに解明されつつあるのもまた事実で、知識も重要です。
なので、日々の育児の中で「良くなさそう」かも?と、感じた時には、
その感覚から目を背けずに、周りの専門家を頼ったり、育児書を見てみるなど「感覚」と「知識・知恵」を結び付ける為にもう一歩踏み込んで見て欲しいなと思います。
飽きるのは「心地良さ」を感じられないから
玩具に飽きてしまう理由や、大人が上手に介入する為の秘訣について、前回と前々回の『毎日子育て小話』の中で詳しく解説しているので良ければご覧下さい。
なので、ここでは軽く解説をしていきます。
子ども達は遊びの中で色んな「心地良さ」を感じていて、それが遊びや玩具への好奇心や集中して遊ぶことが出来るかに深く関わっています。
遊び方が分からなかったり、いつも同じ玩具や遊び方をしていたりして、新鮮な楽しさや、発見がなくなると、それまで感じていた「心地良さ」はなくなり、興味は次第に薄れていきます。
そして、そのまま数日もすると、子ども達の興味は完全に離れて、その遊び方や玩具に飽きてしまうのです。
これが、すごく簡潔にした「飽きる」メカニズムになります。
大人の関わりで興味を引き戻すこともできる
では、「飽きる」前に、より興味を深めたり、少し飽き始めている時に興味を引き戻すことはできるのでしょうか?
多くの場合には、大人が上手に関わり、遊びへの介入をすることで興味を引き戻すことは可能です。
その秘訣として以下の3つをについて、前回・前々回に解説しています。
- 遊び方を教える
- 大人が一緒に遊ぶ
- 形に残す
どれも、子ども達がより深く興味関心を持ち、遊びの幅を広げ、発見や喜びが大きくなる為に重要なポイントになります。
「飽きる」は予防と対策が可能!
つまり、「飽きる」という悩みは、子どもの「心地良さ」を生み出しやすいようにすることで、予防や対策が可能なもの、ということになります。
これが、ネガティブな印象とポジティブな印象に分かれる、「卒業」との大きな違いの1つになるので、覚えておいてください。
この続きは以下の記事で細かく解説しています。
明日は、玩具や遊び方からの「卒業」について詳しく触れていきます。
では、今日も元気にいってらっしゃーい!
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