「子どもと丁寧に関わる」の本質[day33]

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はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。

新年があけて、もうひと月が経とうとしているんですね。

早いものですね。

今回は、子どもと丁寧に関わるとはどういうことだろう?をテーマに解説していきたいと思います。

社会情勢も影響があるのか、虐待死のニュースを頻繁に見かけるようになっている気がします。

改めて子どもとの適切な距離感について考えなくてはいけないのかもしれません。

では、さっそくいってみましょー!

子どもと丁寧に関わるとは?

育児書であったり、かかりつけ医であったり、助産師さん、保育園の先生に「子どもと丁寧に関わりましょう」と言われたことありますよね?

「子どもと丁寧に関わりましょう」という言葉の真意は、

今ある命を守り、未来に向けて心身共に健康になれるように援助をしましょう。ということです。

人間は、哺乳類の中でも特殊な出産をする生き物です。

多くの動物は、産まれた直後から歩き始め、自分から母親のミルクを探すことができるようになります。

なぜできるのかというと、それができない個体は死んでしまうからです。

けれど、人間は産まれたての赤ちゃんに立ち上がる力も無ければ、自分からママのおっぱいを探す力もまだ備わっていません。

他の動物と比較した時に未成熟と言えるので、人間の出産を「生理的早産」と言います。

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自己犠牲は子どもの為にも自分の為にもならない

「子どもと丁寧に関わりましょう」というのは、考えてみれば当然かもしれませんし、本能的にもそう行動しやすいかもしれません。

ですが、私たちは良くも悪くも心があるので、それを過度に重く受け止めてしまう人がいたり、

言われたその日がたまたま調子が優れなくて、胸をえぐられるような気持ちになることがあります。

もう一度「子どもと丁寧に関わる」ということを振り返ってみましょう。

その日の命を守って、明日も健康的に過ごせるようにする。

大切なのはこれだけで、この繰り返しが子ども達にとっての未来になり、この繰り返しが人生になります。

過度なプレッシャーが引き寄せるトラブル

2世帯、3世代で暮らしていた少し昔から、多くが1世帯で暮らす「核家族」という暮らし方を選ぶようになりました。

口喧しいことを言われない反面で、しんどい時に子どもを見てもらったり、育児の中で不適切な考えや行動を正してもらえる機会も少なくなってしまいました。

育児は命を守ることなので、そもそもプレッシャーの強いものです。

そこに、核家族やシングルのように、極小人数であったり、独りで子どもを見るとなればそのプレッシャーはより強くのしかかります。

そうしたプレッシャーや、育児ストレス、疲労や心労がピークを超えてしまうのはとてもリスクが大きいです。

育児ノイローゼの様に心の調子を崩してしまったり、過労から身体を壊してしまう人もいます、

また、ストレスが自分だけでなく子どもにまで及ぶようになれば、体罰につながったり、虐待に発展したり、最悪の場合には子どもの命が奪われることにもなります。

身体を壊すほどの「自己犠牲」は必要ないんです。

子どもを殺すほどに、追い詰められる必要性も本来はないんです。

プレッシャーは自然と感じますし、適度なプレッシャーは重要です。

でも、過度にプレッシャーを感じているかもしれない。そう思ったら、ぜひ自治体の窓口や、近くの保育園などで専門家に相談をしてください。

日本の育児制度・サービスの長所短所

僕はよくこの話をしますが、日本には子育てを支援してくれる制度やサービスが沢山あります。

社会で子どもを見る、というのは選挙の常套句なだけではなく、制度として利用することが可能なのが日本の良い所です。

ただ、そうした制度やサービスがなかなか周知されず、アクセスもしずらいのが日本のとても悪いところでもあります。

育児の中でしんどさを感じたら、1度住んでいる市区町村の役場に行って、相談をしてみましょう。

その時点で利用出来る制度やサービスを紹介してもらえたり、いつか使うかもしれない制度やサービスに関する情報も教えてくれるはずです。

また、役場にはよく、育児の悩みを相談したり、話を聞いてもらって共感を得るためのグループワークの案内や、子どもと一緒に利用出来る子育てカフェの案内などもあります。

そうした存在があることを、自分の目で確認するだけでも、少し安心できると思うので、

制度やサービスの利用を目的にするのでなく、どんな制度やサービスがあるんだろう?みんなはどう悩んで、どう折り合いをつけるのだろう?

そんな、ことを確認しに行ってみてもらえたらと思います。

子どもと丁寧に関わる為には自分の健康も大切にする

子ども達との日々は、楽しくて刺激的であり、苦しくてプレッシャーのかかる面もあります。

そうした二面性も、保育士だから共感できる部分があると思いますし、親になってみなければ共感してあげられないものも多くあるのだろうと思います。

ただ、1つ僕が確信を持って言えるのは、日々育児に励んでいるあなたは本当に凄いし、

こんな日陰にあるブログにたどり着くほどに、育児について調べようとしていること、尊敬します。

子育て支援をする中で、子ども達が辛い思いをするのと同じくらい、僕は親や周りの大人が辛い思いをしていることが耐えられません。

子どもと丁寧に関わる。それを日々重ねていく。

その為には、やっぱりあなたが心身ともに健康でいた方が良いと思います。

プレッシャーは適度に感じつつ、時に人を頼ったりしながら、

今日からまた子ども達の命を守りつつ、まだ見ぬ未来へ向けて歩いて行けるように関わっていってくださいね。

では、今日も元気にいってらっしゃーい!

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