近い未来の保育園についての考察【保育ちょい足し】

この記事は約5分で読めます。

 これから先の保育園はどうなるのか不安・・・

 保育士として今のままで良いのだろうか・・・

 そんな悩みや不安を抱えている人は、ある意味で保育園という施設・サービスの転換期に敏感になれている人かもしれません。

 これから先の時代の変遷の中で、起こるであろう保育園の変化について、数回に分けて考察していきたいと思います。

今回のテーマのポイント

 今回のテーマを最後まで読むことで以下のことについて理解が深まります。

  • 保育園は質の高い保育園と低い保育園で二分される
  • 質の高い保育園のサービスの二極化
  • 自分の保育観を今からでも意識するのが大切
  • 保育士は保育園を吟味し、保育園も保育士を厳選する時代がくるかも

 今回は『保育園は質の高い保育園と低い保育園で二分される』をメインに解説していきます。

 では、さっそくいってみましょー!

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保育園は質の高い保育園と低い保育園で二分される 

 はい、みなさんこんばんは!保育士りゅう先生です。

 今回は、ちょっと保育にプラスする知識や技術ではなく、保育士という仕事そのもの、保育園という施設・業態そのものについて考えを巡らせてみようと思います。

 個人的な主観に基づくものがほとんどになるので、話のネタくらいで読んでもらえたら良いかなと思っています。

 まずはほぼ確定していることとして、そう遠くない将来では保育園の質によって二分化されていきます。

 透明性の低い業種にあぐらをかいていた質の低い保育園は次第に淘汰されて、

 時代に合わせて変化を選択できている保育園は様々な技術の発展の恩恵もあってより安全で透明性が高く、保護者や子ども達のニーズにマッチした保育を提供できるようになるでしょう。

 それでも恐らく、質の悪い保育園も日本の制度の中では維持されていってしまうと思うので、保育格差みたいなものも自然と出てくることと思います。

 そうなれば、どこかのタイミングでより保護者が保育園を自由選択できる制度が求められるようになっていくのは自然の流れで、質の二分化は利用者の選別でより広がっていくのではないかなと思っています。

ICT技術の発展で透明性はいずれ確保される?

 個人的にICT化であったり、6G通信でしたっけ?そういうものに期待していることとしては、プライバシーを確保した上で、保育の様子を保護者や、倫理委員会や第三者委員会がチェックできるようになると良いなと思ってます。

 録音・録画はプライバシー侵害でも、それこそ保育室の様子を生中継してチェックできても良いと思うんですよね。

 保育士の虐待や、みだらな行為はないか、保育の質は、安全面はどれだけ配慮されているのか・・・・・・しょうじき保育参観や保育体験では絶対に見ることのできない本当の保育の様子を開示する必要があるんじゃないかなと思っています。

 ただ生中継はさすがに・・・となるのであれば、例えば子どもの服や体に着けるデバイスであったり、サーモグラフィのように保育室の様々なデータを集積することができるようになったりすれば、プライバシーの問題はなさそうです。

 今でも、子ども達の眠っている時の姿勢を感知するセンサーだったりは実用化されていますから、ストレスの値が異常値を示した時に知らせてくれて、保育士に過度に叱られたたり、あってはならない体罰があった時にすぐにわかるようなシステムは可能なんじゃないかなと思っています。

 こうした技術が実用化されて、もし義務化ということになれば、不透明性の高い保育園という業態も、半強制的にというと印象が悪いですが透明性を確保することができるようになるんじゃないかなと思うんですよね。

 みなさんはどう思いますか?

本当の意味で利用者が自由選択できる未来が理想

 今の保育園のシステムだと、希望の保育園を伝えることはできるし、もし希望が通らなかった時に次回まで待つか、他の園に入園するかを選ぶことはできますが、本当の意味で自由選択ができているわけではないですよね。

 もちろん保育園には定員があるので、たとえどんなに人気の保育園があっても入園できる子どもの数は決まっているので、どうしても溢れる子は出てしまうのですが、

 子ども達の一生を左右するといっても過言ではない0歳~6歳の貴重な時期を、ともすれば希望していない園で過ごさせることってちょっと考え物ですよね。

 全員が希望通りなんてのは不可能なことですが、せめて保育方針が合わないと感じたら園を変えられるようにならないものかなと思います。

 その方が、園としても保育方針を打ち出しやすいですし、なんならその方針に合う研修や指導をしていくこともできます。

 保護者からしても、家庭と園とで子どもとの関わり方に大きな違いが生まれなくなることって、安心につながると思うんですよね。

次回は『質の高い保育園のサービスの二極化』について

 これから先なにが起こるかを知ることはできないけれど、どうなるのだろうと考えることはできます。 

 そして個々人の思惑なんて飲み込んでしまう、時代そのものの変化は在りうることですし、ビッグデータの時代が到来する少し先の未来に、そんな大波が押し寄せているかもしれないわけで、

 思考放棄せずに、保育士はどうなるのか、自分はどうなりたいのか、そんなことを考えていけると良いのではないかなと感じています。

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