大人と子どもの「遊び」の違い ちょこっとコラムvol.1

この記事は約5分で読めます。

 大人にとっての遊びと子どもにとっての遊びは全くの別物です。「遊び」という言葉は多義語の様にも思えます。少しかみ砕くと、ニュアンスがふんわりとしている言葉なのかな?と感じているんです。では、同じ「遊び」でも大人と子どもは異なる理由とはなんでしょうか?

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大人にとっての遊びは趣味や嗜好



 はい、みなさんこんにちはRyU先生です!今回は「遊びに関するちょこっとコラム」です。5分ほどで読める記事を目安にしていきますので、しばしお付き合いください。

日本語は曖昧?

 まず遊びの違いを語る前に、日本語というものについて少し持論です。日本人は文脈を読むなんて綺麗な言い方をされることもありますが、海外特にアメリカ圏でしょうか?海外の方は「結論を先に言え!具体的な言葉で伝えろ、ニュアンスじゃ分からん!」 と心の中ではそう思いつつ、綺麗な言葉に置き換えて揶揄している方も居なくはないように思います。この「遊ぶ」という言葉もその一つですね。

 何でも英語では「公園」も大きく2つの言葉で表すのだとか。多くの方が授業で習ったのは「park」ですよね?それに加えて「play ground」という言葉がありしっかりと使い分けています。ざっくり言うと「park:老若男女問わない憩いの広場」と「play ground:遊具や広い敷地で活発に遊べる広場」といった感じでしょうか?
 
 さすが英語は具体的ではっきりとしています。そう思うと日本語って少し曖昧な部分もあるのかな?と感じてしまいますね。その行間や文脈を読むのがわびさびなのかもしれませんが。

<大人の遊びは趣味嗜好やストレス発散>

 では「遊び」はというと・・・初めに英語を引き合いに出して申し訳ないのですが、あまり英語に強くないので日本語で説明していきますので、行間や文脈を読んで感じて頂けると嬉しいです。

 大人にとっての遊びというのは「生きる」ことには直結していません

 もちろん間接的には関わっていて「生活」の一部であることは間違いないでしょう。遊ぶことを一切せずに生活している人なんて恐らく居ないと思います。

 次に目的から大人の遊びについて考えてみまます。

 大人が遊ぶ時は何を求めているのでしょうか?恐らくはその遊びをすることで達成感楽しさといった快楽を得たりストレスの発散など精神を安定させたり、いうなれば「心を豊かにする」ことが目的なのではないでしょうか?

 こうした活動というのは何か実利があってやるわけではありませんね。ゴルフをしたからってお金がもらえるわけではありませんし、パチンコに行っても名声やトロフィーはもらえないでしょう。例えば魚釣りなどは「釣果」という実利がありますが、恐らく釣果の良し悪しよりも、魚釣りをする時間によって得られる「達成感」や、釣竿を垂らしている時の時間の使い方による「やすらぎ」を得ることこそが目的ではないかと思います。

 なので「遊び」は「嗜好品」などと言われます。あれば生活を豊かにするけれど、無ければないでまあなんとかなることが多い。といったことろでしょうかね。

子どもにとっての遊びは生活そのもの

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 さて子どもにとっての「遊び」について考えを巡らせていこうと思います。そうすると、「子どもだって遊ばなくても、「食事をして」、「清潔にして」、「睡眠を十分にとる」ことで生きていけるだろう?生活にあれば生活を豊かにするけれど、無ければないでまあなんとかなるのは子どもも同じだ!」 なんて声が聞こえていそうです。

 でも、本当にそう思いますか?

 子ども達の玩具のパッケージ裏を見たことはありますかね?もし、なければ手近にある玩具の入っていた箱を見てみてください。必ず「対象年齢」が書かれているかと思います。

 賭博やアルコールなどにある「年齢制限」ではなく、この玩具は〇歳児さんに向けて作りましたよ。という「対象年齢」が書かれています。それは、その年齢の子どもの成長・発達において必要な身体・手指動きや、ものの考え方・捉え方などに適するように作られているからなのです。

 子どもは遊びで学び、生活を豊かにする

 子ども達は身体や運動の成長・発達を「遊び」の中で促し、学びます。

 身体の成長とは「身長」、「体重」の増加や目には見えませんが「内臓・神経系の成長」、「心の成長」も含めてしまいましょう、こうしたものがあります。

 運動の成長とは指先を動かしたり、バランスを保つための微調整など「微細運動」と呼ばれるものと、腕を振る、足を上げるなど「粗大運動」と呼ばれるものがあります。

 どちらもただ生活をしているだけでは成長を促したり、発達することが難しいものなのです。

 それは成長や発達には人間のメカニズムのレベルで順序があり、発達を促すのに適した時期があるのです。

 場合によってはその短い最適期を逃してしまうと、後に学ぶことが困難になってしまうものすらあります。なので、ただ過ごしていても、子ども達はこれから生きていくのに必要な成長や発達が不足してしまう危険性が十分にあるのです。

 そこで、子ども達は「遊び」ます。買ってもらった玩具で、広い公園で、時にはティッシュやママのお化粧道具なんかも使って遊びます。

 飽きもせず何度も何度も繰り返すのは「楽しい」のと同時に、本能的に獲得したい「成長・発達」を正に得ている最中だからなのです。

 そして遊びの中で得た運動や知識を生活の中で応用(フィードバック)し豊かにしていきます。そんな姿を見て、私たち大人は「成長を感じる」ているのです。

<子どもにとって「遊び」は「生活」と切り離せない>

 子どもにとって「遊び」というものが、単なる「趣味嗜好」ではなく、「生活」そのものであり「生活」に欠かせない物であることが分かってもらえたかと思います。

 大人たちは「子どもは遊んでばっかだなぁ」と思ったり、「遊ぶことが子どもの仕事だ」 なんて言いますが、実はすごく言いえて妙な感想だなと思います。初めにそう言った人の心中はうかがい知れませんが、子どもは日々遊ぶことで成長をし、発達していきます。それは、あたかも仕事かのように取り組むほど「生活」を構成するものとして「遊び」が切り離せないことを示しているようですよね。

まとめ



 今回は子どもにとっては「生活」から切っても離せない「遊び」について少し詳しく触れてみました。また、同じ「遊び」という言葉でも、英語で「公園」と言う言葉が使い分けられている様に、大人と子どもでは異なる意味を持っていることを知っていただけたかと思います。

 今日も沢山遊んでいるお子さんを見ながら、「いっぱい成長いるんだな・・・」、「あんなに夢中になっちゃって・・・」、「さぁて、そろそろ夕飯だけどいつ止めるのかしら?」と温かく(?)見守ってあげてください。


 では、またまなぼーねー(‘ω’)ノ


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