子どもと何を話していいのか分からない・・・・・・
子どもの話に興味がもてない・・・・・・
子どもが何を言いたいのか理解してあげられない・・・・・・
こんな私って、ママ失格かも?
なんて、悩んでいる人少なくありません。
今日は、そんな子どもと話をすることに苦手意識を持ってしまっている方でも、今すぐに子どもと楽しく会話ができる秘訣を解説します。
この記事で分かること
- 子どもとの会話が弾むオウム返しのコツ
- なぜ子どもの話は分かりづらいのか?
子どもと話すのが苦手でもオウム返しで楽しくおしゃべり
はい、みなさんこんにちは!男性保育士のRyU先生です。
今回は、子どもとの会話が苦手な人でも、あるポイントをおさえることで、今からでも楽しくおしゃべりができてしまう方法について解説します。
そのポイントというのが、「オウム返し」になります。
大人の会話の中ではあまり良い印象がない人いるかもしれませんが、それは誤解されている部分があります。
オウム返しは実は、上手に使うことで会話をスムーズにしたり、相手が本当に言いたいことを確認するという意味合いがあります。
なので、子ども達との会話や、普段の会話でももちろん、カウンセリングなどでも活用されているれっきとした「会話の技術」になんです。
オウム返しをするメリット
オウム返しとは、会話の中で相手の発言をそっくりそのまま返すことを言います。
例えばこんな感じです。
「今日ねー保育園でねー、ゆうくんとね、ドッヂボールしたのー。楽しかったー」
「そう、ドッヂボールしたのが楽しかったのね」
「うん!それでね、ぼくも一人に当てることができたんだよー」
「そう、当てられたのね」
オウム返しをすることによるメリットは、相手に「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」ということを伝えられることです。
また、オウム返しした部分が、相手にとって大切なことなのかどうかを確認することもできます。
さっきの例で言うと、子どもの話したいことが「ドッヂボールをして楽しかった」ということだったら、オウム返しをしてあげることで、
「うん。そうなの、すごく楽しかった!」と、より詳しい内容を話しやすくなります。
もし、話したい内容が「ゆうくんと遊んんだのが楽しかった」ということであっても、オウム返しをしたことによって、
「違うよ。ゆうくんと一緒にしたのがね、楽しかったんだよー」と、本当に伝えたい内容について話しやすくなります。
オウム返しのコツは感情と固有名詞を見つけ出すこと
子ども達とお喋りするときのオウム返しのコツは、「楽しい」、「嬉しかった」、「ムカついた」、「悲しかった」という『感情』と、
「〇〇くん、○○ちゃん」、「~先生」、「ドッヂボール」、「おままごと」、「サッカー」など、特定の人やモノを指す『固有名詞』を見つけてあげることです。
先ほどの会話の例で見てみると、
「今日ねー『保育園』でねー、『ゆうくん』とね、『ドッヂボール』したのー。『楽しかったー』」
固有名詞として「保育園」、「ゆうくん」、「ドッヂボール」が出ていて、感情として「楽しかった」と言っています。
この3つのキーワードの中から、子どもが特に話したい内容なのだろうと思うものをオウム返ししてあげたいわけです。
ただ、「今日保育園で」というのは、状況を説明してくれているだけなので、話のメインテーマであることは少ないかなと思います。
そうすると、この会話からこの子が話したいことは恐らく「ゆうくんと遊んだこと」か「ドッヂボールをしたこと」、もしくは「楽しかったこと」なのだろうと想像できるわけです。
このポイントさえ押さえていれば、「そう、ゆうくんと遊んだのね」、「へえ、ドッヂボールしたの」、「それは楽しかったわね」のようにオウム返しをすることができます。
普段から話していること珍しいこと
他にもヒントとして役に立つのが、子どもの普段の会話の中で「よく出てくる話題」と「珍しく出てきた話題」です。
普段からゆうくんと遊んでいるのであれば、「ゆうくんと遊んでいる中でも今日はドッヂボールをしたのが楽しかった」のかもしれないと想像できますし、
いつもは他のお友達と遊んでいることが多いのであれば、「今日はゆうくんと遊んだことが楽しかった」のかもしれないと想像ができますよね。
こんな風に、子どもの限られた語彙や話の中でも、大人が少し想像力を働かせてあげることで、今は「何の話をしたいのか」を明確にすることができます。
子どもの話が分かりにくい理由は?
子ども達、特に幼ければ幼いほどに、話の内容は分かりにくいことがありますよね。
大きい原因としては「語彙が少ない」ことや、「表現力が未熟」なこと、「時系列が分かりにくい」など、幼さゆえに「伝える力が拙い」ということがあります。
それと別に、子どもの「自己中心性」という特性が関連していて、これは性格の「じこちゅう」とは違うもので、子ども達の発達の特徴として「自分の見たもの、経験したもの」だけで世界が完結していることが原因になります。
要は、相手の立場で考える、伝えるということが子ども達はまだできないということです。
なので、さっきの例でもし「ゆうくんと二人でドッヂボールしたの?」と聞いたとしたら、
「ちがうよ!ゆうくんとみーちゃんだよ!」と言われてしまうこともあったりします。
どうも話が食い違っているように感じてしまうし、だとしたら説明不足だと感じたりもしますが、
これは、子どもからすれば「ゆうくんとみーちゃんと遊んだこと」は事実なので、「話し相手もそれは知っている」つもりになってしまうことから起こる食い違いになります。
理解できないからお喋りをする
今回は子ども達との会話を楽しむためコツとして「オウム返し」について解説をしてきました。
子ども達の話の中で、特に話をしたいテーマはなんだろう?と考えながら話を聞くと、会話は自然と弾むものです。
でも、そのテーマが伝わりにくかったり、なかなか理解してあげられないと悩んでいる人もいるかもしれませんが、そんな時には「感情」と「固有名詞」を見つけ出してみましょう。
子どもの話を理解してあげられないと、自分は子どもとの関りが下手だと思ってしまったり、母親として父親として失格だと悲観的になってしまうこともあるかもしれませんが、そう思う必要性はなくて。
子どもの話や、言いたいこと、今日あったこと、それらを理解してあげるためにお喋りをして、少しずつ理解できるようにと試みていくものが、会話の本質かなと思います。
たくさん喋って、話を聞いて、確認して、時に訂正されたりしたり、そんな試行錯誤を楽しんでいきましょう。
では、今日も元気にいってらっしゃーい!
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