年齢とクラス 月齢差のある保育について【子育ていろはvol.1】

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 早生まれという言葉がありますね。同じ年齢でも学年が一つ違う人に対して使ったりする言葉です。みんななんとなく分かっているけれど、なぜ学年が違うのかそもそも学年はどのように決まっているのか理由を知っていますか?

 保育園でも同じように早生まれのお子さんは一つ上のクラスで生活することになります。さて、何故なのでしょうか?その理由を説明しましょう。

子育ていろは 1

 はいみなさんこんにちは。RyU先生です。

 今日の今更聞けない子育ての知識、「子育てのいろは」のテーマは『年齢とクラス』の関係についてとなります。

 うちの子はお隣さんと同じ歳なのに、どうして早生まれだからって違うクラスになっちゃうの!?と疑問を持っているママパパも安心してください。これから分かりやすく解説していきますね!

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〇学年は年度末の満年齢が同じ

女の子2人

 日本で学期の始まりと言えば4月ですよね。入学式もそうですし、新学期もそうですよね。つまり新年度「4月1日」 から新しい学年になります。そして学年(クラス)を分けるのは数える年齢ではなく、その年の3月31日時点での満年齢によると決まっています。

 なので例えば、同じ2019年の1月に生まれた子と4月に生まれた子がいたとします。その年の6月になっても年齢は同じ0歳ですから公園で出会ったりしたら「うちの子と一緒ですねー」 なんて話が盛り上がるかもしれません。

 ですが、カレンダーをめくっていき2020年の3月31日になったら二人の子どもの年齢はどうなっているでしょうか?

 1月に生まれた子は誕生日を過ぎたので1歳になっていますね。しかし、4月生まれの子はまだ誕生日を迎えていませんので0歳と11カ月となります。

 そうなんです。このように同じ西暦であっても、3月31日の時点で年齢が異なるのでクラスが変わってしまうんです。

 ふむふむ。なんとなく学年(クラス)の仕組みは分かったけれども、でもまだ一つ疑問が残ります。皆さんの知り合いに4月1日生まれの人はいますか?

 実は4月1日生まれの人は一つ上のクラスになってしまいます。さっきの例で言うと1月に生まれた子と同じクラスになるのです。同じ4月に生まれたのに、1日に生まれた子だけクラスが異なります。何故でしょう?

〇年齢は「誕生日前日の24時」に一つ増える

誕生日写真

 その答えはなんと「年齢が増える決まり」にありました。

 日本では誕生日の前日の24時に年齢を一つ増やして数えるという決まりがあるのです。

 なので2019年の2月2日に生まれた子が1歳になるのは2020年の2月1日の24時になるんです。そこで、もしも今日がお誕生日のお子さんがいれば、その子は昨日の24時を回った時から1歳となります。出生時間は関係がありません。

 そしてこの定義に4月1日のお子さんを当てはめてみると、誕生日の前日ですから3月31日の24時に年齢を重ねたことになりますよね?そこで、学年の定義をまた思い出してみましょう、「学年は年度末日の満年齢が同じ」ですから3月31日の24時にその条件を満たすので、4月1日生まれの人だけは一つ上の学年になってしまうんですね。

 ・・・・・・なんか、数学の代入(x=aかつ2x=6の時aの値は?みたいなやつですw)を思い出させるような説明にてしまいましたが分かりましたかね?

 さて、そうなると1月生まれから3月生まれのお子さんのいるママパパは、保育園などに預ける時に月齢で考えたら一回り近く大きい子たちと一緒に過ごしていくのか・・・と不安になる方もいるかもしれませんね。

 保育士は発達や成長をよく知っている専門家ですから、そういった不安は良く分かっていますから安心してください!

〇月齢差を考えて保育園では未満児クラスを更に分けることも

全ての園で行っているわけではありませんが0から2歳児クラス、いわゆる未満児クラスでは学年から更にクラスを分けている施設もあります。そうでない園でも保育士たちがしっかりとその子にあった活動や教え方を工夫しているはずです。

 クラス分けを例えると。20人の1歳児クラスがあったとしたら、月齢の上の子たちが「1歳ほし組」、低い子たちは「1歳つき組の」ようなイメージです。他にも月齢が混ざることのメリットを残しつつ、少人数で安全に過ごせるように月齢ではなく半分に分けてクラス運営をする仕方もあります。

 また、クラスを分けていても分けていなくても、子ども達には月齢差があり、何よりも個人差が大きいです。保育士たちはその都度しっかりと、個人の成長と発達を見て、必要な援助を行うようにしているので安心して保育園に預けてくださいね。

〇まとめ

さて、今回の「子育ていろは」はいかがだったでしょうか?年齢の定義や、クラス分けの仕組みに始まり、保育施設などで起こりうる月齢差のある集団生活についても軽く触れてみました。

 分からなかったことや、疑問に思っていたことが分かると少し肩の力が抜けますね。その分、お子さんとの関りを楽しんで頂けたらこれ以上の嬉しいことはありません。「子育ていろは」はまだまだテーマがありますので、また読みに来てくださいね。

 では、また学ぼうね!

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