お顔を見て聞くことを伝えるだけで話を聞ける子どもになる【叱らない保育・子育て】

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子どもに話を聞いて欲しいなら「お顔を見て聞いてね」 と伝えるだけで、注意がそれたりましてや叱ったりする必要はなくなります。また、子どもがしっかりと話を理解してくれたのかが分かるので「褒める機会」がグンと増えます。

 はい、みなさんこんにちは。RyU先生です!今日のテーマは「子どもに話を聞いてもらうコツ」です。年齢は関係ありません。2歳児クラスを受け持っていた時も「今年の2歳児さんは、ちゃんと話が聞けるよね」 と保護者の方や主任、園長先生からも子ども達が褒められたことがあります。

 記事の最後に今日の記事のポイントも載せています。さあ、今日から必要以上に叱ることのない、褒め伸ばす子育てを一緒に始めていきましょう。

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話を聞く環境は整っている?

 「子どもが話を聞いてくれなくって・・・・・・」という相談をしてくる保護者の方や、悩む保育士の多くは「子どもが話を聞きやすい環境」に目が向いていないことが多いと感じます。「呼びかける」のは自分のタイミングで平気なことが多いですが、話を聞いてもらう、つまりは「何かを伝える」時は相手が話を聞く態勢が必要になります。

「話を聞きやすい環境を整える」ことは話し手が自分からするべきことなのに、どうしてかそこに目が向かない人が多いものです。

何かをしている手を止めることから始める

 「話を聞きやすい環境を整える」ことが大切なのは、特に子ども、幼い子に限ったことではありませんよね?会社で部下や後輩に挨拶をしたり一声「頑張れよ!」 と声をかけるのはいつでも平気です。ですが部下や後輩に指示を出す時や、助言をする時に作業の最中に言う人はいませんね。

 それは、そんな時に話しても相手に伝わらないことが分かっているからですよね。まずは作業を休止させて「これから大事な話をするから」 と伝えて、作業場から会議室へ「場所を移動」することが必要な場合もあります。

子どもだって一緒

 子どもに話をする時にも同じように配慮が必要になります。遊んでいる最中に話をしても聞けるわけがありません。まずは「今からお話をするよ」 と手を止めてもらう必要があります。

 兄弟がいたり、保育現場であったり他の子どもが同じ場所にいる場合には、他の子に影響がないように部屋を移動することが必要な時もあるでしょう。特に叱る、注意をする時には安全面が確保されているなら1対1が望ましいと思います。

 人前で叱られることは恥ずかしいし、悔しいものです。その気持ちを一度も味わったことがない人は居ないのではにでしょうか。それは小さな子どもだって一緒です。悔しさが勝って話の内容が頭に入らないことも少なくはないでしょう。

 まずは、何かをしている手を止める。必要があれば場所を変える。それは、話し手が相手に何かを伝えたいと思うのなら必要不可欠な配慮ではないかと思います。

 

整った環境でなければ話に集中することはできない

 「話を聞きやすい環境を整える」ことは、子どもにとっては特に必要な配慮です。子ども達は生物学的に弱いことを本能的に知っているので、気になるものに目を引かれやすく、様々なものに興味を持ちやすくなっています。

 そこで、子どもの目を引くものを視界から減らしてあげることがとても有効になります。散らかしっぱなしの玩具があれば「もっと遊びたいのに・・・・・・」、「あ、あれとあれを繋げたら橋ができそうだな」 と気が散ってしまいます。場所を移す理由の大きな部分は、他の子が遊んでいる姿に目が向かないようにする為です。

 また、特に保育現場などで盲点となりやすいのが、壁面製作(子ども達が作った作品や、保育者の作った装飾)などが目に入る環境です。お家の場合でもお子さんの描いた絵を飾っていたり、家族写真がある場所は注意が必要です。そこで、なるべくお子さんの視界にそれらが映らないようにすると良いでしょう。

 もし、何も飾りのない場所があったらママパパ(保育士)がその壁を背にして、子どもを前にして話をしてみてください。壁には気を引くものがありませんし、後ろで遊んでいる兄弟は少し気になるでしょうが、視界に入っているわけではないのでそこまで大きな影響はありません。注意を向ける対象はママパパのみに限りなく近い形になりますので、自然と「話を聞く態勢」が整うようになります。

 保育士にしてみると、注意をする子どもからすると1対1の状況でありながら、保育士はその子どもと話しながら保育室全体を見守ることもできます。「保育室を背にして保護者や子どもと話さないように」 というアドバイスにはきちんとした理論と、先人の知恵があるのです。

 

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