「子どもは顔に出やすい」の発達上の理由【day47】

この記事は約5分で読めます。

 今日は、「子ども達は顔に出やすい」というイメージについて、雑談ありつつ、トリビアありつつでお送りします。

 いつも以上に肩の力を抜いてお付き合いください。

今日のポイント

 この記事を読むことで以下のことについて理解が深まります。

  • 表情には「自然表情」と「意図表情」がある
  • 子ども達は表情を読むことよりも、表情を作ることが苦手

 では、さっそくいってみましょー!

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「子どもは顔に出やすい」のは発達上の理由があった!?

 はい、みなさんこんにちは!保育士りゅう先生です。

 今回は人間の表情について、分かりやすく解説していきます。

私たちは自然な表情と意図的な表情を使い分けている

 実は表情には2種類あって、学問の世界ではしっかりと区別しています。

 それが、「自然表情」と「意図表情」になります。

感情を表出する自然表情

 私たちが表情と聞いてまず連想するのは、自然表情の方です。

 嬉しい時、悲しい時、寂しい時、怖い時、不安な時・・・私たちの心は動いて、仕草に現れたり、無意識にも表情筋が働いて表情に現れたりします。

 なので自然表情は見ることで、ある程度の「相手の気持ち」を想像することができるようになっているわけです。

 自然表情は、感情を表に出すシステムの一つと考えることができそうです。

目的の為に表情を作る意図表情

 一方で私たちは、気持ちを偽る為に、表情をうまく活用したりする場面もあったりしますよね?

 心配をかけまいと笑顔を作ったり、注目して欲しくて顔をしかめたり、眉をつりあげたり、カードゲームなどでは多くの場合に無表情でいる「ポーカーフェイス」が重要なスキルの一つとして活用されていたりもします。

 こうした表情は、実際の感情とは異なる印象を相手に与える意図があって、表情筋を駆使して表情を作っています。

 すごく端的に言うならば、意図表情は表情筋の伸縮でしかないわけです。

 感情の表出としての表情と、表情筋の伸縮によって形成される表情は、見た目には同じに見えることがあっても、このように異なる意味を持っています。

子ども達は表情を読むことよりも、表情を作ることが苦手

 人の表情から相手の感情を想像する力を「表情理解」といい、感情に合わせた表情を作る力を「表情表出」と呼びます。

 実は子ども達は、相手の表情から気持ちを想像する「表情理解」よりも、感情に合わせた表情を作る意図した「表情表出」が苦手なことが分かっています。

 つまり、多くの子ども達は大人の表情から気持ちや意図を感じ取ることはできるけれど、表情を作る顔を使った演技が難しく、大人からすると「子どもは顔に出やすい」と感じることが多くなっているのです。

 その子の個性や、演技力のようなものも多少影響するとは思いますが、基本的には3歳未満児は意図的な表情表出が苦手で、年齢が上がるほどに上手になっていきますが、それでも4,5歳児の表情表出の力は大人と比較すると半分ほどしかないことが分かっています。

 意外なことに「作り笑顔」でさえ大人と比べると6割ほどの完成度だったそうです。

 なので、本当に小さいころから子役として活躍するような子は、発達上の特性をも超えた演技力の才能や、練習による努力の結晶ということなんだろうなと思ったりしました。

やっぱり子ども達の表情は素直

 子ども達の「表情表出」の力が未熟であることの、受け取り方は幾つかありますが、僕は「子ども達の表情は素直な気持ちを表していることが多い」と受け取ろうと思っています。

 笑っていたら楽しい、泣いていたら悲しい、痛い、顔をしかめていたら納得できていなかったり怒っている。

 まずは素直にそのまま受け止めて、援助が必要なら何が適切かを判断するし、ケアが必要ならすぐに確認をする。

 もしそれが大人をからかっての演技だったとしても、ケガをしていないならそれで良いし、不安なこと、寂しいこと、辛いことがないのならそれに越したことはありません。

 なんなら、大人をだませるほどの表情表出の演技が出来ていたのなら、それはもしかしたら演技の才能かもしれませんしね。

 大人の尺度をそのまま使って、子どもを勘ぐっても、やっぱり子どもの為になりませんし、大人も余計な労力を使うだけです。

 それなら、疑う余地もないほどに楽しい経験をさせてあげることに労力を使っていきたいなと思うのです。

 

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