イヤイヤ期を楽しむ為の5つのポイント

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 子育てに関する悩みのトップ10位に入る「魔のイヤイヤ期」。

 とにかく何でも「いや!」と言ったり、今まで出来ていたこともやりたくない、できない、と言葉でも行動でも拒絶されるので、ストレスに感じる人も少なくないようです。

 実際に、2歳児クラスを受け持っていた時には、時期もぴったりだったので、クラスの保護者の方から何度も相談されました。

 しかし、そんな受け入れられ難い「イヤイヤ期」ですが、子ども達が自分の感情や気持ちといった「自我」の発達をしていく大切な時期でもあります。

 今回はそんなイヤイヤ期をどうせなら楽しんで過ごす為の、5つのポイントを紹介します。

 ちなみに「イヤイヤ期の子どもとの関わり方」は、また別の機会に記事に出来たらと思っていますので、そちらも楽しみにしておいてもらえればと思います。



結論

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 おおよそ2歳前後に、誰でも必ず訪れる「イヤイヤ期」は、専門的な言葉では「第一次反抗期」と呼びます。

 おそらく中学生頃に訪れる「第二次反抗期」は誰でも知っているかと思います。なんだったら、記憶にも残っているんじゃないでしょうか。

 ええ、そうです。あの皆様ご存知のいわゆる「反抗期」の一度目が2歳前後にあったんです。 

 自我の芽生えと共に、自分の意思を表現したり、それまで「受動的に大人と関わっていた時期」から「能動的に周りと関わる時期」への移行期ともとらえることができる、とてもとても大切な時期になります。

 そんなイヤイヤ期も必ず終わります。その期間は様々な困難がおしよせてきて「早く終わって欲しい!」と感じるかもしれませんが、終わってしまうと案外淋しいものだったりします。

 だったら、苦しんで、辛い思いをしながら「イヤイヤ期」と向き合うのではなく、楽しんで「イヤイヤ期」を過ごしてしまった方が良いですよね。

 そこで、イヤイヤ期で苦戦しているママパパも、これからお子さんがイヤイヤ期を迎えるママパパも、騙されたと思って次の5つのことを意識して見て欲しいと思います。

1.イヤイヤ期を正しく理解する
2.全ての行動に余裕を持つ
3.昔の動画を観る
4.しんどい時は助けを求める
5.結局、終わってしまうと淋しい

 それでは、それぞれについて解説していきます。

1.イヤイヤ期を正しく理解する

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 イヤイヤ期に限ったことではないのですが、多くの「悩み」や「辛さ」というものは、無知が原因だったりすることがあります。なので、実態を知ることでその負担や辛さを軽減することができます。また、正しい知識を持つことは心の余裕に繋がります。

 もちろん苦しんでいる出来事が、調べてみても理不尽な理由だったりすれば心が軽くなるどころか、余計にしんどくなってしまうでしょう。

 ですが、安心してください。少なくとも「イヤイヤ期」に関しては発達上の正当な理由があるので、正しく知れば納得できますし、心の負荷も少なくなります。

 〇イヤイヤ期の特徴

・2歳前後から現れる「自我」の発達が起こる特徴的な期間
誰でも必ず訪れる
・大人に何かをしてもらうだけの期間が終わって、「自分でしたい!」、「自分でできる!」、「自分で選びたい!」という主体性を表現する
・社会性やモラルの成長が未熟で、上手に気持ちを伝えることがまだ難しいので大人から見るとワガママや反抗に写ってしまうことがある
・子どもにとっても親にとっても、意見がぶつかりやすい時期で、お互いにストレスを感じてしまう期間なので、育児の悩みの中でも特に負担が大きい期間になる
・3歳を過ぎる頃にはほとんどの子がイヤイヤ期を終了する

 簡単に要約すると以上の様な特徴的な行動や発達が見られる時期が「イヤイヤ期」ということになります。

 どうでしょう?ただの我儘ではないし、発達に関わる大切な期間と分かっただけでも、「イヤイヤ期」が理解できない苦しい期間ではなくなったのではないでしょうか?

 もっと詳しく「イヤイヤ期」について、どのように対応したらよいのかについて解説した記事を近日中に公開できるようにしますので、お待ちくださいね。

2.全ての行動に余裕を持つ

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  この時期の一番の特徴は、全てのことに対して「自分でやりたい!」、「自分でできる!」と子ども達が考えて行動するということです。

 ついこの前までは自分で靴下を履こうとせずに、ママやパパに履かせてもらっていたのに、突然履かせようとしたら「いや!」と拒否をしたり、怒ったり泣いたりするので混乱してしまいます。

 大人は仕事などの時間も考慮して日々のタイムスケジュールを立てているわけですから、子どもが靴下に四苦八苦していたら、予定していたスケジュールが崩れてしまいます。 そうなるとイライラしてしまったり、無理矢理に履かせて、自分も疲れるし罪悪感を感じるし、子どもは泣きじゃくっているしで「こんな時期はさっさと終わってくれ!」、「もう、毎日こんなんじゃしんどい!」となるわけです。

 でも、せっかく子どもが自分で身の回りのことをしようとしているのに、その気持ちを無下にしてしまうのは勿体ないですよね。そこは皆さんも感じているので、イヤイヤ期には葛藤が生まれるのだと思います。

 そこで、子どもの気持ちを出来る限り尊重しつつ、大人も心を乱さないで過ごす簡単な方法があります。

 それは、全ての行動に時間の余裕を作るということです。

 子ども達が何かを「自分でやりたい!」と思っていたら、生活に支障が出ない範囲で時間を取ってあげましょう。

 子どもが靴下を履きたいのなら、家を出る時間を5分早く見積もります。元々の予定に「靴下を自分で履いてみる」時間が入っているので、子どもが靴下を履かさせてくれないことで衝突することもないですし、例え挑戦してみて履けなくてもイライラすることはありませんね。

 「ただ時間を伸ばしても、いつまでも履けなければ同じだ!」と思うかもしれませんが、この時の子ども達は「靴下を自分で履いてみたい」という欲求は満たされているので、どうしても履けない時には諦めて大人に助けを求めます。

 意外かもしれませんが、子ども達はちゃんと「自分でやりたいこと」、「自分でできること」、「自分ではできないこと」を自覚できるものです。ただこのイヤイヤ期に関しては、「自分でやりたいこと」が「自分でできないこと」の範囲にまでも現れてしまうことが多いというだけなんです。

3.子どもの昔の動画を観る

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 イヤイヤ期がどんなものなのかはなんとなく分かった。子どもの為に毎朝少しだけど時間を取れるようにスケジュールを組みなおしてみた。

 でも、やっぱりイヤイヤ期しんどい!!

 と思ったら、昔の子どもの動画を観てみましょう。

 あれだけ小さくて、色んな事ができなくて、大人の世話を受けているだけだった赤ちゃんが、今では自分で何かをやろうとしたり、自分の気持ちを大人に必死で伝えられるようになるまで成長していたことを改めて感じることができると思います。

 子ども達の「今の姿」を見ることは、とても大切で、とても重要なことです。でも、子ども達の今の姿は「数え切れないほどの成長を経てこその今の姿」だということを、大人は見えなくなってしまいがちです。

 育児で躓いた時や、疲れてしまった時には、子ども達の成長を振り返ってみましょう。今まで出来ていなかったことができるようになった子が、あなたの隣で一緒に目を光らせているはずですよ。

4.しんどい時には助けを求める

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 日本のママパパは本当に真面目で、どうしても頑張り過ぎたり、強すぎる責任感で辛い思いを我慢してしまっているように感じる時があります。

 イヤイヤ期だけに限らず、本当に辛い時や疲れた時、心がすり減ってしまっている時には迷わずに助けを求めるようにしましょう。

 イヤイヤ期には意味があるんだ!子どもがせっかく自分でやろうとしている!、自分でやりたいと表現している!それを尊重してあげたいし、見守ってあげたい。

 こんな風に思えることはとても凄いことです。でも、それでストレスを貯め込んでしまって、自分が辛くなってしまうのは間違っています。そうした時間が長く続けば、心身に不調が出て子ども達を十分に見守ることが出来なくなってしまうかもしれません。それでは、元も子もありませんね。

 育児で辛いと感じることは悪い事ではありません。育児で疲れて休息を取ることはサボりではありません。育児に向き合いたくないと思う瞬間があっても、悪い親ではありません。

 保育士だって子ども達との関りの中で、どうしても自分では消化できないような感情になれば、一緒に居る先生に助けを求めるのは普通のことです。深呼吸をして、少し落ち着いてからまた関われば大丈夫です。

保育サービスを活用することに罪悪感は必要ない

 もしかしたら、身近に頼れる相手が居ない人もいるのかもしれませんね。そんな時には、保育サービスをうまく活用しましょう。

 自宅で子どもを見てくれる「ベビーシッター」や、少人数で子どもを預かってくれる「託児所」、保育園などでも場所によっては「一時預かりサービス」というものを実施しています。

 半日だけ子どもを預けて、たまにはカフェでゆっくりしたり、趣味の時間を設けたり、ただ家でゆっくり過ごす時間を作っても良いと思います。

 お国柄なのか日本でのベビーシッターや託児所の利用率は他国と比べて低い水準になっています。「親の元で子どもは育てるべき」という固定観念が未だに色濃いのかな?と個人的には考えています。

 保育サービスは「福祉の精神」つまりは、利用する「子ども達」と「保護者」の幸せを叶える為のサービスです。なので、託児所に預けたら可哀そうとか、自分は怠けているのではないかなんて考える必要は全くありません。

 保育サービスはもっと気楽に活用をしても良いんです。

5.結局、終わってしまうと淋しいもの

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 多くの人が不安に思っていたり、辛くなったりする「イヤイヤ期」ですが、やっぱり終わってしまうと淋しい気持ちになる人も多いようです。

 生後6か月頃の人見知りも、今思うと懐かしいし、あの時期はあの時期で大変なこともあったけれど、良い思い出になっているかと思います。

 イヤイヤ期も一緒です。おそらく、しばらく先に待っている「第二次反抗期」だったり、色々な育児にまつわる特徴的な期間も同じなのだと思います。

 人生は巻き戻しができません。終わってから、もっとああしておけば良かったなと思っても、やはり遅いんですよね。

 今、不安だったり、イヤイヤと主張する子どもとの関りに疲れてしまっていたとしても、イヤイヤ期が終わってから「もっと丁寧に関われたら良かったのに」、「あの時もっと自分でやらせてあげれば良かった」と後悔しても間に合いません。

 だったら、少しでもそんな後悔を少なくする為に、今どのように関わってあげるのが自分にとっても子どもにとっても良いのかと考えるようにしてみて欲しいなと思います。

どうせ誰でも通る道なら楽しもう

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 今回は、育児の悩みの中でもトップ10に入る「魔のイヤイヤ期」について、その期間を楽しむ為のポイントを紹介しました。

 イヤイヤ期はイメージが先行して伝わってしまうもので、考えるだけで不安になってしまったり、正確な知識を得る前にイヤイヤ期に突入して混乱してしまう人が多いのも特徴です。

 楽しむには心の余裕を持つ必要があります。そして、心の余裕は正しい知識と、少しの工夫で作れるものです。

 子ども達が主体性を身に着け、「自我」の発達をする大切な期間、確かにしんどいことも多いかも知れませんが、多くの先輩ママパパ達が言うように過ぎてしまうと淋しいものだったりします。

 なので、どうせならイヤイヤ期を楽しんで欲しいと思います。

 でも、辛くて苦しくなるほど頑張らなくて大丈夫。必要に応じて家族や友達を頼ったり、時には保育サービスも上手に活用するなどして疲れやストレスを貯め込まない様にしましょうね。

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