家庭でできる4歳男の子の滑舌をよくする方法【ちょっと聞いてよRyU先生_2】

この記事は約8分で読めます。

 今回も質問を頂きました!ので、保育士としての見解含め、RyU先生個人の考え方を紹介しようと思います。

 発語の時期がゆっくりで、今も同年代の子と比べて滑舌が気になる4歳の男の子。年長・小学校に向けて家庭でできる滑舌をよくする方法を知りたい。ということで、あくまでも一般的な回答になってしまうのですがお応えします!

 保育園での言葉の遊び、一般的な滑舌改善の方法をいくつか紹介し、どうしてRyU先生では一般的な回答しかできないのかも解説していきます。

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定期的に新しい玩具に触れる経験は、レンタルサービスならではのメリットです。
回収された玩具は、消毒を徹底し清潔な状態で、次のお家へ。

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4歳男の子の滑舌の治し方

お母さん
お母さん

ちょっと聞いてよ、RyU先生~!

RyU先生
RyU先生

はいはい!
質問ですね、RyU先生なりに答えていきますよー!

お母さん
お母さん

今年で年中さんの4歳の息子がいるんだけどね・・・・・・

 悩みは下の男の子の滑舌についてです。こちらの話している内容は1歳頃から理解している様子で、身振り手振りでコミュニケーションがとれていました。ですが、実際に言葉を発したのは2歳を過ぎてからでした。
 この頃に比べれば、随分と発音や滑舌も良くなってきていますが、同世代の子と比べるとまだ聞き取りにくい部分があるように思います。今、年中で再来年には就学なので、少しでも滑舌や発音をよくしてあげたいのですが、何か家庭でできる対策のようなものはあるのでしょうか?

RyU先生
RyU先生

ふむふむ、なるほどなるほど。
同年代のお友だちと比べて言葉を聞き取りにくいことがあると・・・

お母さん
お母さん

そうなのよ・・・・・・

RyU先生
RyU先生

就学ももうすぐだし家庭でもできる滑舌の改善法をしりたいということですね。
「一つ一つの言葉を丁寧に言う」練習をしてみても良いかもしれません!

滑舌を良くする遊びと一般的な対処法

 先に断っておくのですが、今回少し歯切れの悪い記事になってしまいます。なぜかと言うと、滑舌が悪いと感じている状態が、もしかしたら身体の発達の問題であったり、発声する際の口や舌、声帯の動きなど機能面との関係性も無いとは言い切れないからです。もしそうであれば医師や言語聴覚士のような専門的な介入も必要性が出てくるかもしれません。

 さて、まずは。伺った限りでのお子さんの状況ですが、発語は2歳とのことで確かに育児書などの目安と比べると、少しゆっくりめだったかもしれません。ですが、成長や発達のスピードやタイミングは本当に個人差が大きく、2歳からの発語も特別遅いこともないので安心してください。

 また、発語が見られる前から言葉の内容を理解している様子もあるということで、言葉を獲得したり理解することに問題はないのではないかと思っています。

 今回紹介する遊びや民間療法は基本的には「言葉を丁寧に言う練習」に関連するものになります。それらの手段を試してみても、改善が見られず、今後学習に支障が出るかもしれない。と不安が続くようでしたら、専門家の話を聞いてみるのも選択肢の一つではないかと考えています。

 

保育園での「言葉」に関する遊びの例

 保育園でも「言葉」はとても大切なものとしています。聞く力、発音、内容の理解、言葉によるコミュニケーションそれに童謡などの歌唱も「言葉」に関連しますよね。

1.五十音表(ひらがな・カタカナ)をゆっくりはっきりと読む

 年少さん、年齢なら2~3歳さん頃から絵本などを通して文字や言葉に興味が出てきます。この年齢はそうした期間になるので、ひらがな表やカタカナ表を保育室に貼っている保育園は少なくありません。どのようにして使うのかというと、色々あるのですが、典型的な物としては先生の真似をして読みます。

 今回は特に滑舌を良くする方法ということなので、ママやパパが一音一音ゆっくりはっきりと丁寧に読むことでお手本となり、お子さんに真似をしてもらうのが良いと思います。その時にもし気になる部分があれば「それ違うよ!」とか指摘はせずに(本人が気になって癖づくこともあります)、「ママパパのお口の動きもよく見てね」、「真似っこしてみてね」と楽しい雰囲気で続けましょう。

 言葉は聞くだけでは発することはできず、声帯が震えて発声していても、複雑にかみ合っている口の中の動きが伴わなければ明瞭な発音はできません。なので、ママパパの口の動きをよく見て真似ることは練習になるのです。リビングでもお風呂でもできるので、練習というより遊びの感覚でやってみると良いかもしれません

フラッシュカードで単語の練習

 保育園での言葉の遊びとしてフラッシュカードを用いることがあります。フラッシュカードとは1枚のカードに単語や絵、写真があって、先生がそれを子ども達に見せて、見たものを口に出していく遊びになります。

 素早くカードを切り替えるとこで集中力を鍛えたり、視界に入った物を処理して言葉としてアウトプットする力を養う方法もあるのですが、ここではゆっくりと丁寧に単語を言葉に出していきましょう。

 ポイントは単語を構成する音を、1音1音大切にすることです。「ゴリラ」のカードなら、勢いで「ゴリラ!」と言うのではなく、「ご・り・ら」のようにします。この時に、お子さんの中でラ行が言いにくそう、~行も言いにくそうだなと感じたら、五十音のおいかけっこをしていた時のように、口の形までしっかり真似することができるように丁寧にお手本をして見せてあげましょう。

滑舌にまつわる民間療法

 それでは次に一般的に滑舌に良いとされている方法を紹介します。効果の実感は人それぞれだと思いますので、あくまでも参考程度に受け取ってもらえればと思います。

焦らずに落ち着いて話す

 もはや民間療法なのかも分かりませんが、心が影響して滑舌に現れるというケースもあるようです。確かに、社会人でも「この人の滑舌気になるな」って思う人は、なんだか焦っているのか早口だったり、ぼそぼそっと喋ってしまう傾向があるようにも思えます。

 なので、落ち着いて話をするというのは案外ばかにできない改善策かもしれません。

 お子さんは4歳なので、きっとママパパ、お姉ちゃんに話したいことや、先生やお友達に伝えたいこともたくさんあると思います。その時に、気持ちが急いてしまっている場合には効果があるかもしれません。

 まずは、ママパパからゆっくりと話をして良いのだと伝えてください。誰もが早口だと口の動きは雑になり聞き取りづらくなるものです。何か話をしている時には、家事や仕事の手をいったん止めて「ゆっくりお話ししても大丈夫だよ」と言葉で伝えるのと一緒に、ゆっくりと喋っても大丈夫と思える雰囲気を作ることを意識してみてください。

いっぱい笑う

 滑舌の治し方の中で、表情筋のことが良く話題になっています。大人なら割り箸をくちに挟んだ状態で、何か文章を読んだりできますが、子どもには難しいように思いますし、それこそ変な喋り方の癖がついてしまうことは避けたいので個人的に「割り箸 滑舌」で出てくるやり方はおすすめしません。

 ですが、口や舌をはじめ私たちの身体の多くは筋肉なので、表情筋を鍛えることで効果はあるような気もします。なので、子ども達でもどうやったら表情筋を鍛えられるかなと考えた結果、「いっぱい笑う!」のが一番かなと思いました。

それでも改善が見られず不安が大きい時には専門家に相談を

  今回紹介した遊びや、ゆっくりと話せる雰囲気作り、お子さんが落ち着いて話せるように伝えること。これらを続けて見ても効果が現れず、日常生活や勉強に支障がでていると感じたり、不安が強くなってしまうなら専門家に相談をしましょう。

 ここで言う専門家とは、医師(口腔外科とかになるのかな?まずはかかりつけ医に相談を)や言語聴覚士(げんごちょうかくし)などになります。

 最初の方に少し書いたのですが、発音が上手くいかない理由として考えられることは実は多岐にわたっています。口腔全般(身体)における問題があるのなら、医師の診断と適切な処置が必要になるかもしれません。とはいえ、定期健診では問題はなかったのだと思うので、この心配はあまりしなくても大丈夫なのではないかと感じています。

 そして、名前は聞いたことがあっても具体的に知られていない、もう一人の専門家が言語聴覚士さんになります。文字通り、「ことば」と「聞く」ことに関する専門家です。医師ではありませんが、国家資格を認められている正真正銘の専門家と言えます。

 身体に異常は見られないけれど、聞きにくさが落ち着かない。もしかしたら、専門的には「構音(こうおん)障害」というらしいのですが、言葉を上手く発声する為の口や舌の動きや力加減などが苦手だったり、癖がついてしまっていることがあるかもしれません。

 この構音障害は、正しい各部位の動きを知って、練習をすることで良くなるのだそうです。ケアの開始時期も、2~3歳では自然に治る可能性もあるしまだ早く、4歳ごろから始めるのが一般的とされているようです。また、身体や発達に問題がないのなら、大人の滑舌の悪さも十分に改善していくことができるとのことで、期待感がありますね。

 もしも不安が大きいようなら、一度、かかりつけ医にも相談してみて、言語聴覚士さんと話をしてみるのも良いかもしれませんね。ケアは必要ないよと言われて安心するかもしれませんし、ケアも受けるにしても早期に改善できた方がお子さんも家族も不安になったりストレスを感じることが少なくなるかもしれませんしね。

まずはゆっくり気長に丁寧に話す習慣をつけていきましょう

 ということで、今回は4歳の男の子の滑舌をよくする為に、家庭でもできる方法を幾つか紹介し、もしも今の状態が改善されず不安が続くなら専門家の助けを借りましょう。ということをRyU先生なりのにお答えしていきました。

 子ども達の成長・発達は本当に個人差が大きいものです。もうすぐ小学校かもしれませんが、まだ4歳さんなのでこれから自然とよくなる可能性も十分にあると思います。遊び方の部分でも言いましたが、ゆっくりと喋って良いんだ!と感じる雰囲気づくりや言葉かけもとても大切になってきます。

 お子さんにも家族にも無理のない範囲で、ゆったりと落ち着いた気分で話をする時間を取ってみてください。もし、また何かあればコメントでもTwitterでも良いので相談してくださいね!

 次回は「突然感情が溢れてしまう5歳の女の子」についての質問にお応えしたいと思います。もし、みなさんも質問などあればコメントにお寄せください。

 また、こうして公開して欲しくない、もっと詳しく話を聞きたいという方はTwitterのDMでも質問にお応えしていますので遠慮なく連絡してきてくださいね!

RyU先生
RyU先生

では、また~

 

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